応していくのか、非常に難しいで
すね。
＞＞北朝鮮側からいくと、
今お話もあったように、
施設を爆破したりとか、
いろいろやってるじゃないかと。
ボールは今、アメリカ側にあって、
アメリカがなんらかの、
解除なり下りてくることを求めているんだということですけれども、
それが折り合わないというのが、


北朝鮮側の立場になると思います
が。
事前の報道とか、
キム・ジョンウン委員長の発言等
で、今回、
このあたりでまとまるんじゃない
かという、
ある程度予想がされていた部分が
ありました。
この今、３つの分けているのは、
これ、シンガポール、
去年の６月にシンガポールで、

北朝鮮とアメリカの間で合意されたことなんですけれども、
新たな米朝関係をこれから確立し
ていくんだということに関してい
くと、今のところ、具体的なもの
はないですけれども、今回の会談
で、
連絡事務所の設立ということで合意するのではないかとか、
あるいは一部制裁の緩和というこ
とが話し合われて、
合意に至るのではないかというよ
うな臆測も、
会談前にあったわけですね。
もう一つ、
この朝鮮半島の平和に努力をして
いくんだということに関しては、
終戦宣言が出るのではないかとい
うような臆測もありましたし、こ
れはわりとまとまるのではないか

という話もありました。
そこから平和協定に向けた足取り
も進むのではないかという話もあ
りましたけれども、今回、合意に
は至ってないと。
北朝鮮側も、施設に関していろい
ろ出したりとか、
ロードマップが出るんじゃないか
という話もありましたけれども、
今回は何も出てこなかったという
ことでして、
この米朝の間のこの交渉、今、こ
ういう形になっていまして、
同時行動。
これ、
サラミ戦術というふうに、メディ
ア呼んでるんですけれども、
トランプ大統領がなんらか、少し
譲歩をしたら、
サラミを切るようにですね、
その分キム・ジョンウン委員長も少し譲歩しようと。
お互い少しずつ譲歩して、
相応の行動を取りながら、どんどん進めていきましょうということ
になってるんですけれども、今回
はこれがうまくバランスが取れな
かったということですね。
＞＞トランプ大統領いわく、
北朝鮮側にも非核化のビジョンは
あったと、
野村さん、話なんですけれどもね。

＞＞ただそこは、
私はやっぱりトランプさん、交渉
上手だなと思いますね。
これ、
やっぱり期待させておいて、実際のところ、
こちらにおびき寄せておきながら、
いったん落としてますよね。
こういう状態の中で、
どこまで次に交渉が進むのかっていうのを見てるっていうふうなこ
とはいえると思います。
今、ここで合意してしまいますと、
中途半端な核廃棄のところで終わ
ってしまう可能性がありますので、
そういう意味では、完全な非核化
のところにおびき寄せようとして
いるのは、はっきりしてると思う
んですね。
＞＞つまり、前回は具体的なもの
がないと批判されたけれども、
今回は中途半端で終わらせること
は選ばなかったと。
＞＞選ばなかった。それで一番心
配なのは、結局、
これが外交の失敗だと北朝鮮の中
で捉えられて、
外交交渉に当たったこのアメリカ
とのパイプ役の人たちが、極端な
場合、
粛清されるみたいなことが起こりますとね、そうしますと、
今後のやっぱり米朝関係というの