たら、ぱっと2階へ上がって。
◆中に、お父さん。
おかんが帰ってきたから、
勉強してるふりするの。
◆「ありがとう」がない。それがない。
◆当然やと思ってますもんね。
言うてくれるだけで、
今までの何十年、報われますもん
ね。
お父さん、何で言わないんですか。◆まあ、恥ずかしいんやろね。
◆これもわかります。男はね、恥ずかしいというところ
もあるんですよ。
これからはどうですか、感謝の気
持ち。
◆はい、何とか…。
努力します。
◆ありがとうという言葉は、
必要やと思うんですよ。
◆ありがとうございました。
◆お得意さんに言う言い方ですよ、
今のありがとうございましたは。
ぜひ、これからも仲よくやっても
らいたいと
思います。
「となりの人間国宝さん」、
お二人に差し上げます。
◆ありがとうございます。
◆お互いタイプは違うけれど、
鉄道模型の趣味も合わないけれど
も、2人はいい夫婦。
そう、
愛の片道切符は
乗りかえなし。終着駅までずっと一緒なのです。
◆お互い、
学生のときは
何て呼び合ってたんですか?
◆僕はそやから…。
◆野口君やね。
◆僕は、名前言わないね。おい、おまえ。
◆今でも、おい。
返事しなかったら
おいって。
◆1回も呼ばれた事ないですんか。◆ないです。
◆下の名前は何とおっしゃるんで
すか。
◆千鶴子です。
◆やめないですか、それは。
◆やっぱり恥ずかしい。
◆これに向かって、これに向かっ
て言ったらいいんちゃいます?
千鶴子。
◆ないでしょうね。
◆ない?
◆やっぱりないと思います。
◆でも奥さん、言われたらうれし
いですか。
◆どうでもいいわ、もう。
◆お幸せに!
◆まあ夫婦のいろんな姿がござい
ますけれども。
◆でもね、この「よ~いドン!」
が始まって11年になるんですけ
れども、
我々がこの「よ~いドン!」を
やろうと言ったときにプロデューサーさんが、
みんなが
こういった番組をつくろうという番組でしたね、
きょうは。
まさに「となりの人間国宝さん」の
台本に書いたようなすばらしい
きょうは見せていただきました。これですよ。
◆きのう、きょうの夫婦では
こうなりませんから。◆なりませんからね。
本当です。
◆これがすごい。
◆また見てる人が、
なるほどな~とか、わかる、わかるとか、
すごい共感を持てる、すばらしい
あれですね。
きょうのは、もうぜひビデオで、
何かあったときに見ましょう。これを見ましょう。
◆たこやきレインボーのお二人か
らしたら夫婦の、これが真の姿な
んですけれども。
◆でも何か自然とずっと一緒にい
て40年と長く続いているという、
一番すてきな夫婦のあり方というイメージがありますね。
◆でもやっぱり下の名前で読んで
ほしいとか。
そういうのは?
◆それは呼んでほしいな。
◆呼んでほしい、やっぱり。
◆なるほど、この辺が男性と女性
の恥ずかしいから、なかなか言え
ないということはありますね。
◆昭和の人間はなかなか言わない
人も多いよね。
◆でも、ジオラマをご主人が定年
してから、
秘密部屋で