2019/03/15(金) 18:15〜19:00 キャスト[字] これからの発電とは!?有害物質と二酸化炭素カットへ…火力発電の“未来”

商標登録を申請していたことから
番組の一部に字幕のついていない
部分があります。ご了承ください
大阪大学の元准教授が発表した
熊本地震や東日本大震災の研究論文に、
ねつ造や改ざんがあったことが分
かり、
先ほど、大学側が謝罪しました。
ねつ造や改ざんがあったのは、
大阪大学の元准教授が発表した
熊本地震や東日本大震災に関する
5つの研究論文です。
中でも3年前、震度7を記録した
熊本県益城町の地震データでは、
熊本地震の本震を3地点で
観測したとしていましたが、
実際には観測データは存在せず、
他の研究機関が別の地点で得た記
録を
転用するなどして、ねつ造してい
ました。
当初、論文はネット上で
公開されましたが不自然な点が
あるとの指摘を受け、大学などが
調査を
進めていました。
元准教授は、ねつ造が指摘された後、
退職し、その後、亡くなった
ということですが、大学側は死因について
明らかにしていません。


この論文なんですが、
熊本地震や東日本大震災の地震計
のデータ、
この捏造や改ざんが行われていた
ということなんです。
大阪大学の調査によりますと、
内容を信頼させるために数値を改ざんしたのではないか。
不正論文は全部で5本あったんで
すが、
そのうちの1本は、
国からの研究費が使われていたということなんですが。
内容を信頼させるため、
改ざんしたという、
そもそもの考え方が間違っている
し、こういうデータの捏造って、
すぐにばれそうなことのような気
がするんですが。
今回、
複数からデータがおかしいんじゃないかという
指摘があったそうなんですが。
それはそうですよね。
インターネット上で発表している
わけですから、我々はわからなく
ても、専門の方が見れば、
不自然さは一目瞭然だと思いますが。
続いては、福島第一原発の事故後、
日本の電力は、その多くを「火力
発電」に依存していますが、さま
ざまな課題が指摘されています。
これは、石炭が燃える炎の映像。


火力発電の火です。
京都府舞鶴市にある関西電力舞鶴
発電所。
近畿圏で使われる電気を日々、供
給しています。
燃料となるのは、輸入された石炭
です。
9万トンもの石炭が
1週間で終わってしまうという
莫大な発電量。
環境への影響はないのでしょうか?
石炭を燃やした時に排出される主
な有害物質は
「窒素酸化物」と「硫黄酸化物」
です。
ただ、それらのほとんどは排気フ
ィルターによって
吸着され大気には放出されていな
いといいます。
そして、石炭より
有害物質が少ないのが、天然ガスです。
石炭と同様、輸入した液化天然ガ
スを燃やして発電します。
関西電力管内では、運転中の火力
発電所のうち、
3分の2が天然ガスを燃料にして
います。
最新鋭の環境設備によって、ほと
んど、有害物質を
出さないという日本の火力発電所。

しかし、どうしても排出されるもの。
それが、二酸化炭素です。
「itisdecide」
世界の専門家たちが環境問題を議
論する
「COP24」。
ここ数年、議題にあがり続けているのが
二酸化炭素など温室効果ガスの排
出です。
主な原因として専門家らが