知ることで
自分の居場所を見いだせる。
≫ここには、団地で暮らす子どもたちも遊びにくる。
祇子さんは
誰もが気軽に交流できる
この空間を気に入っている。
≫普段は離れて暮らしている娘も…。
≫更に、団地だからこそ
実現できるこんな生活も。
≫部屋の中に若い女性の姿が。
≫なんと、彼女は介護施設のスタッフ。
利用者と部屋をシェアして
住んでいるのだ。
≫団地内に介護施設があり
スタッフが住んでいることで
施設を利用していない住民も
安心して過ごせる。
≫この日、団地に引っ越してきた
若者の姿があった。
聞けば
彼女は、この春入った
介護施設の
新たなスタッフだという。
≫全国でも珍しい
団地内にある介護施設。
ここはシニアが
安心して移り住める
奇跡の団地だ。
一方、大阪府堺市にある茶山台団地。
1971年から入居開始。
総戸数は930戸に及ぶ。
実はここも、ユニークな試みで
子育て世代の入居が増えている
奇跡の団地だ。
その秘密は…。
≫この部屋に住む白石さん家族。
お邪魔すると、そこにはひと部屋分もある広い玄関が。
奥へ移動すると…。
≫更に、こちらは…。
≫実はここ
大胆にリノベーションをした部屋なのだ。
団地の2部屋を1つにつなげた
ニコイチと呼ばれるユニークな物件。
間取りは4DK。
家賃は、なんと7万2000円。
現在、団地内に20戸ある
ニコイチ。
4年前から募集開始。
2部屋をつなげた広い作りとデザインが
子育て世代に人気だという。
白石さん家族も広さや間取りに魅力を感じ
3年前に引っ越してきた。
≫広さや家賃もさることながら
白石さんは、団地で暮らすことに
こだわったという。
≫最近、この団地に
ニコイチ以外にも話題の部屋がある。
そこでは
なんとも奇妙な光景が。
≫大阪府堺市にある茶山台団地。
最近、若い世代の入居も相次ぐ奇跡の団地だ。
ここに奇妙な部屋がある。
次から次へと人が吸い込まれていく。
これは一体?
部屋の中に入ってみると
そこは団地の一室を使った
お店であった。
こちらは去年11月にオープン
その名も、やまわけキッチン。
野菜を使った
手作りの総菜などを販売。
小分けにした総菜は
単身世帯にちょうどいい量。
リーズナブルな価格で
食卓が豊かになると評判だ。
≫更に…。
店内ではランチも楽しめる。
こちらは日替わりの
やまわけ盛り定食、700円。
うどんやおにぎりなど
定番メニューも用意。
団地住民だけでなく
近所の人たちも利用する。
≫この食堂を
団地の一室に開いたのには
あるわけが。
≫ここは、幅広い世代が
交流を深める場所にも
なっているのだ。
この団地には更に人気の秘密が。
毎週土曜日にマーケットが開かれる。
八百屋が持ってきた
新鮮な野菜や果物が
リーズナブルな価格で
手に入るのだ。
≫駅から離れているなど
買い物が不便な、この団地。
≫このマーケットのおかげで
付近の住民も集まり
団地の活性化にも