2019/09/01(日) 19:30〜20:00 ダーウィンが来た!「ぐうたらオスの大変身!ワオキツネザル」[解][字]


メスに要求されるまま 必ず差し出します。
おかげでメスは 大切なお乳を
出し続けられるというワケ。
安定しない気候の影響を最小限に抑え→

赤ちゃんを守ってこられたんです。
ほ~らほら ね! やっぱり
オスはジェントルマン!
まるで 私そっくりで
ございますな。
はあ? あんたがそっくりなのは


ぐうたらなところだけでしょ?
あたたた 今日は肩身が狭い。
サルだけに早く「去る」しかない なんてね。
10点。
げ~ 厳しい。
ワオキツネザルのオスの立場→
とても ひと事とは思えませんぞ~。
第2章は 激しいケンカで
耳に大ケガを負ったオス。
若いオスが
傷口をなめ始めました。
この2匹
意外な関係があったんです!
♪♪~
ベレンティ保護区は マダガスカル有数のワオキツネザルの生息地。
ここで相馬さんは
20年にもわたって調査を続けてきました。
追跡中のサルは…
その中に 相馬さんが特に注目する2匹のメスがいます。
これまで番組にも
たびたび登場してきました。
初めて注目したのは…
アリコが自分の子どもの他に→
もう1匹の子どもを
連れていたんです。
こちらは…
驚いたことにアリコとローラには血縁がありません。
こちらは 相馬さんたちが
調べた 群れの縄張り図。
アリコとローラは この

赤の群れを追い出され→
食べ物を得るため→
他の群れの縄張りに侵入しては→
追い払われる過酷な日々です。
生き残りをかけて力を合わせる2匹。
2年にもおよぶ放浪の末
ついに→
自分たちの縄張り 黄色の
群れを立ち上げたんです。
ワオキツネザルに メス同士の
友情のような絆があることを→
2匹は教えてくれました。
相馬さんが 今 最も注目しているのが…
アリコたちと共に
厳しい放浪生活を生き抜いてきました。
このあと 第2章は→
大人への階段を上り始めたコロの物語です。
アリコたちが放浪生活を抜け出し
1年が過ぎた2019年。
3歳になったコロは
大きな節目を迎えていました。
母親のいる黄色の群れを出て→
よその群れに移る時期が来たんです。
まずは相手の群れの中で力を持つオス。
このオスに強さを示し認めさせなければなりません。
群れの一員になれるんです。
若オスが群れを移るのは繁殖期。
辺りをさまようコロ。
やって来たのは緑の群れの縄張りです。
あっ 群れのオスが現れました。

どうする?
あ~ 逃げちゃいました。
さらに もう一匹 コロに近づきますが…。
また そそくさと逃げ出してしまいます。
(鳴き声)
でも 向き合うことすら
なかなかできません。
あ 今度は逃げずに向かい合っています。
前に出ていくコロ。
コロのような若オスが
よその群れに入るのは→
数日後。
今度は青の群れにやって来たコロ。
やはり群れのオスが
立ちはだかります。
こすり始めました。
そして…。
出ました! 尻尾フリフリ!
あ~ コロが逃げます。 残念。
でも相馬さんは コロの戦いぶりに
変化の兆しを感じていました。
コロは逃げずに とどまっています。
さあ 戦えるか?
おっと そこへまた別のオス。
あれ? コロではなく→
これは ガセンという名のオス。
青の群れの中堅どころです。
コロに近づいて…。
どういうことでしょう?
実はガセンは 以前