もう１つ、この聴聞会をめぐる
動きとして、与野党の動きが

背景にあるのではないか。
これまで野党は
家族も呼ぶ必要がある
与党は、その必要はないと
言っていたんですが
野党は、ちょっと譲歩して
妻、娘、母親は
聴聞会に呼ばなくても
いいよというところまで
譲歩したんですが
結局、延期になった。
この部分、辺さん
どう見ていますか。
辺≫人事聴聞会が
与野党意見不一致という形で
決裂ということになった場合
すでに政府・与党側は
こういうシナリオだったと


思います。
土壇場で野党は
証人喚問のうち
奥さんと娘さんと母親を
除外してもいいという
判断をしたけども
時すでに遅しで
政府・与党が待っていられない。
今日が期限だということで
打ち切りというかたちで
強行記者会見という形に
なったんじゃないですかね。
渡辺≫つまり野党からいろいろと質問されるよりも
自分で身の潔白を
みんなに話したほうがいいという判断をしたということですか。
辺≫国会で法務委員会での
聴聞会となると
当然、野党側が
大体８人、９人ですけれども。
その中に警察出身
弁護士出身がいまして
その場合はほとんど
追及という形になりますからね
記者会見ということになると
質問に答えるということですから
１６歳で
ソウル大学法学部に入ったという
まさに頭の中に六法全書が
全部入っているから
十分に、この記者会見だと

対応できる。
ある意味では自信満々でしたね。
渡辺≫それともう１点世論調査の結果なんですが
韓国のリアルメーターという
調べなんですが
１週間前にチョ・グク氏の
法相就任については
賛成だと言っていた数字が
３９．２％だったんですが
最新の数字、今日の発表で
４２．３％と
３．１ポイント
賛成が増えている。
これは
どういうことなんでしょうね。
辺≫文在寅支持派の
ばねが働いたといいましょうか
与党のばねが働いた
結果だと思います。
このままで野党に押されて
そして、腰砕けになるような状況をなんとか回避したい。
そのためにはチョ・グク氏
自らが出て
そして疑惑を晴らす。
すなわち正面突破で乗り切っていこうと。
特に、チョ・グク氏も
今回、冒頭で若い人たちを失望させて申し訳ないと
謝りましたね。
チョ・グク氏が
不適任、すなわち法務大臣と

適さないと言う若い人たちが
圧倒的に多くて
もう１つは女性。
不正入学の問題で
あれだけ女性に人気のあったチョ・グク氏に
背を向けてしまったという。
若い人と女性の支持率が
急落しているということにも
文在寅政権は
焦りを感じたんじゃないかと
思いますね。
渡辺≫結局のところ
法相就任への強行策を
大統領は、とるでしょうか。
やっぱり諦めるでしょうか。
辺さん、ここは
どう見てらっしゃいますか？
辺≫恐らく任命するとすると
１週間以内
早ければ９日以内。