2019/12/01(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 体感 首都直下地震「プロローグ あなたは生きのびられるか」[字]


そして最新の研究に基づいて
地震が発生したあと

どんなことが起きるかを
時間の流れに沿って
できるだけ忠実に
描いていきます。そして、それを
放送も4日間かけて。
井ノ原≫じゃあ
地震が発生しましたといって
ドラマを見ていない間も
パラレル東京の中では
ずっと大変なことが
起きているという感じの
時間軸で流れていくと。
小野≫1日目はパラレル東京で地震が発生します。
一夜明けて、2日目は
甚大な被害がさらに拡大します。
3日目は、生き残った人たちに
新たな危機が迫ります。
そして4日目


全く予想外の事態が
首都・東京を襲います。
井ノ原≫NHKはなんでこんなことを
やろうと思ったんですか。
小野≫それは首都直下地震が起きる
そして怖いということは
これまで何度も何度も
NHKではお伝えしてきたんです。
でも、なかなか本当に我が身に起きることとして
受け止めていただけていない。
備えも進んでいないというところを
どうしようかと考えて。
これは、起きたことにしようと考えたんです。
ドラマの中でですけど。
井ノ原≫確かに今までのNHKスペシャルを
見たりとかして
これはやばいなって
思ったとしても
また次の日に日常があって皆さん忙しい中で
いったん、ちょっと
忘れてしまったりすることが。
それはもう
しょうがないんですけど
じゃあ、本当に実際に
起きたことにしてしまおうと。
小野≫そしてこれから
1週間ずっと
こうなる、ああなるってことを
ちゃんと体感していただけたら
日本中で同時に

いわば防災訓練を
やるようなことが
できるんじゃないかと
考えたんです。
井ノ原≫知っておくだけでも全然違いますね。
あしたから4日間
毎晩、見てもらおうと
地震の初日の日は
こんなことが起きると。
2日目は、こんな感じなんだと
まるで実際に自分が
体験したように実感する
1週間になるということですね。
自分の命、家族の命を守るために
何が起こるのか
一緒に見て実感していきましょう。
そして備えましょう。
小野≫首都圏以外の方も
いつ起こるか
分からない地震に備えて
どうか一緒に体感してください。
ドラマの舞台は
パラレル東京にある
架空の放送局です。
ちょっとのぞいてみましょう。
≫ドラマの舞台は
首都直下地震が起きた
もう1つの東京
パラレル東京にあるテレビ局。
地震による被害の映像が

次々と飛び込んできます。
竹内≫入った!
倉石≫地震の規模を示すマグニチュードは
7.3と推定されています。
≫被害を伝える若手アナウンサーを演じるのは
小芝風花さん。
被災地となった東京で想像もしなかった出来事に
翻弄され続けます。
斎藤≫逃げましょう逃げましょう。
(爆発音)
倉石≫部下や同僚を亡くして動揺しない人間が
どこにいるんですか!
≫地震発生当日激しい揺れによって
至るところでビルや建物が倒壊。
さらに、大規模な火災が次々と起こり
町をのみ込んでいきます。
小池≫消防が対応できてないのはここだけじゃない。
東京中、全部そうなんです。
≫2日目になっても火災は収まらず、火災旋風が発生
さらに5万人もの人々が