あるんでしょうか?
室崎≫できるだけ早く、例えば
簡単なものを
1週間でできるような
仮設住宅を作るシステムを
開発しないといけない。
今、それがないので。
だから、結果的には
テントみたいなものを
供給するしかなくなるんですよね。
テリー≫ヨーロッパとかでも
ベッドがあったりして
意外と優雅じゃないですか。
室崎≫避難生活とか
仮設住宅の暮らしを
もう少し我々は考えて…。
森永≫今の時期テントはつらいですよね。
小野≫小芝さんもペットのことで
気になってらっしゃることが
あると聞いたんですが。
小芝≫ペット問題で
悩まれている方というか。
避難所には入れなかったり…。
室崎≫ペットを受け入れる
避難所を
別に作らないといけないんですよ。
今はないんです。
それどころか
お年寄りとか体の不自由な人が
行く避難所も。
福祉避難所とかになっていますが本当は行く場所がなくて。
そういうところに避難して
体を壊す人もいます。
井上≫東京も規模が大きくて
犬が東京だけで55万匹います。
猫も107万匹以上
飼われているので
ペットを避難所に
なかなか連れていけなくて
被災した自宅、危険な場所で
暮らさざるを得ない人も
中にはいらっしゃる。
テリー≫家族ですからね。
支えられるわけじゃないですか。
こういうつらいときに。
ワンちゃんとか猫に。
だから、こういうときいなくなっちゃうというのは
もっと気持ち的に落ち込みますね。
小野≫ほかにも人口密集が激しい
極まっているといっても
いいですね。
人口密集が極まった
この首都圏で心配されるのがこの問題です。
≫600棟以上のマンションが
被害を受けた熊本地震。
全壊と認定された
10階建てのマンションです。
建物を支えるくいが損傷し
今も建物が傾いています。
しかし、修繕も解体も行われず
3年以上たった今でも30世帯ほどが暮らしています。
≫もともと66世帯が
暮らしていた、このマンション。
地震後、住民の意見は
対立していきます。
修繕を目指して
見積もりを重ねると
費用は総額7億円。
1世帯当たり1000万円の負担になることが分かりました。
一方、国の補助金を使って解体し
新たな家を探したいという意見も出ました。
修繕か、解体か。
意見がまとまらないうちに
国の補助金を受けられる期限が
過ぎてしまいました。
≫合意形成ができないまま
住民は次々と出ていきました。
残された30世帯に
今後の見通しは立っていません。
≫高層マンションが多い東京で
首都直下地震が起きた場合。
住民どうしの顔が見えにくく
合意形成は、より難しくなると考えられています。
小野≫マンションに
お住まいですか?
小芝≫はい。でも正直、隣に
どういう方が住まれているのか
分からないぐらい。
接点もないですし。
だから、こうなったときに
しかも、合意がなくて
引っ越したくても
金銭的に難しい方もいらっしゃるかもしれないじゃ
ないですか。
テリー≫オーナーでありながら貸してる人もいるでしょ。
あと、今度は逆に
オーナーになった方も
今度、それこそ買ったところの
住宅の建築会社のところに
なんだ、この程度の地震で。