≫もう、だって知事さんが
トリアージに入ってるって。
命の優先順位を。
≫ただ、そのトリアージに
時間がかかってると
広島ではあるようです。
千葉ですが
入院調整中、ですから
あなたはどこに入りますか
どうしますかという
調整中の感染患者が
入院患者を上回るという状況が
起きています。
３２４人が入院。
一方で準備が整わなくて
調整中。つまり、これは
自宅にいらっしゃる
ということだと思いますが
３７２人という状況があります。
栃木の芳賀赤十字病院。
患者の受け入れを制限するということです。
夜間の緊急手術に人手を割くと
日中手術に入れる看護師さんがいなくなる恐れがあると。
要は人手が
回らなくなってきたということで
緊急な手術が必要な
患者の受け入れ、この病院がある
地域からのみにして
離れた場所からの救急は
受け入れないという制限を
加えているという。
≫これはもう、二木さん
ひっ迫しつつあるとかじゃなくて
ひっ迫してるわけでしょ？
≫もうしてますね。
広島の例は
逆に言うと丁寧にしてるんです。
必ず医師が診察すると。
だから、１日６０人ぐらいしか見れないんですよ。
２つの病院でやってて。
ところが数が増えてきて
医師がきちんと診て
振り分けることが
できなくなって
自宅で待っていると。
それまでは１日、２日で
振り分けられたそうですけど
うっかりすると
１週間以上かかるケースが。
丁寧にやればやるほど。
ということは丁寧にやっていられないという
状況になりつつあるということで
危険ですよね。
≫二木さんがさっきおっしゃった
時間が必要だったっていうのは
大きいんだよね。
≫そして、こちらは
逆に言えば、丁寧に
対応できていればというケース。
神奈川なんですが
宿泊対応になった患者さん。
宿泊療養施設に入っていて
当時軽症とされていた方が
亡くなったというケースです。
陽性が判明して軽症だと診断されたので
宿泊療養という形で
宿泊療養施設に入りました。
ただ、入って２日後に
体温が３７．８度という感じ。
だるさ・頭痛はあります
ということで
経過観察ということ
だったんですが
普通に午後に入ると
看護師の複数回の電話にも
応答がないという
状況になってしまって
夜、心肺停止の状態で
発見され
搬送先の病院で亡くなると
こういうケース。
つまりこの間に何かがあったと
こういう方なんですね。
≫本当、二木さん
このところ、軽症者が急変するというニュース
多いじゃないですか。
どうしてなんですか？
≫やはり恐らく、このケースも
患者さんを最初に診てどうしようかというところで
医療従事者が
かんでないんじゃないかと
思うんです。
いっぱいいっぱいで。
恐らく、ドクターが診られてたら
振り分けの時は分かりませんけども
１１日の朝の一番で
血中酸素飽和度って
あるじゃないですか。
これ、指先で酸素の濃度を測るパルスオキシメーターですよね。
これの８６というと