松原≫はい。私が入った昭和36年
裕次郎さんは
スキーで足をけがされていて
入った当初は
いらっしゃらなかったんです。
ごあいさつも何もしていないまま
私は忙しくて
衣装部に走っていって
すみません、衣装!
衣装替えです!って。
ジーパンはいてらしたんです。
そのころっていうのは
ジーパンはスタッフしか
はいていなかったんです。
そういう時代だったんです。
俳優さんはジーパンなんて
はいている方は
いらっしゃらなかったので
てっきり後ろ姿で、ジーパンで
足投げ出していらしたから
衣装さんだと勘違いしたの。
衣装!衣装替えです!って
忙しいものだから
どなって、振り向かれたら
裕次郎さんだった。
船越≫どうされたんですか?
松原≫ごめんなさい間違えました!って言って。
広いんですよ、衣装部って。
サーッと中に。
船越≫逃げたということですか。
松原≫一応すみませんって言いましたよ。
小松≫裕次郎さん
びっくりされたでしょうね。
内山≫どんな反応だったんですか。
怒ったりとかしたんですか?
松原≫ふっと振り向いただけです。
ごあいさつしていないから
向こうも誰だか
分からなかったのでは
ないでしょうか。多分。
船越≫後年、そのお話は裕次郎さんにされたことは
あるんですか?
松原≫ないです。裕次郎さんとは
「城取り」っていう映画で
ご一緒したぐらいで。
なかったんです、あんまり。
船越≫共演作が、そういえばほとんどありませんよね。
松原≫ですから、それほど
あのとき、間違えましてとか
お話できなかったんですけど。
船越≫でも、この2つのエピソードをお伺いすると
失礼ながら、天然という感じが
いたしますね。
内山≫そういうふうに
なりますよね。
船越≫またそこが
ギャップがすてきですね。
内山≫ということで
このうわさもホントでした。
以上、ウワサの真相でした。
♪~(コーナー音)
船越≫この音が鳴ったので
船越のクエスチョン5。
船越≫お話を聞かなくても
困った顔の松原さんが
見られただけで
幸せでございましたが。
上からまいりましょう。
料理には自信があるはノーでございますね。
松原≫献立は
しっかり考えるんです。
船越≫じゃあ、お作りになるのは。
松原≫お手伝いさんにお願いして。
だから、どこどこの本の
何ページとかっていう
ちゃんと書くんです。前の夜に。
船越≫いわゆる
レシピ本のことですか。
松原≫はい。
内山≫言ったらページ224の
肉じゃがとかっていうことですか。
松原≫肉じゃがとは書かないで。
そうですね。
小松≫一体どういうことなのか
毎日、書いてらっしゃるというメニュー表を
お撮りいただきました。
カメラを右に向けますと
キッチンの奥、ホワイトボードに
メニューが書いてあるんですね。
おっしゃっているように
なにやら記号があります。
「303品」「P227」。
松原≫上沼恵美子さんが出していらっしゃる
お昼の料理番組。
あれの「303品」の
何ページっていうのが
書いてあるんです。
船越≫そのレシピを見て
作っていただくことに
なるわけですね。