時間のない中での調理で。
ここでお酒ですね、日本酒。
小松≫どういう日本酒でもいいんですか?
上野≫どういうのでもいいですよ。
ちょっと残ったやつでも
結構ですし
料理酒として売っているやつでも
大丈夫です。
船越≫たらにかけるんだね。
上野≫これで塩を洗う感じ。
そうすると表面の辛い塩が取れて
中身だけちょっと
残っている感じですかね。
船越≫お酒で塩を洗うんだ。
そして、お酒の香りも
中に入っていくってことに。
美保≫やっぱり日本酒買わないとだめね。年末は。
私はネットで買いましたけど。
重たいから。
上野≫ここで
ふだんならしないんですけど
ちょっと不安が残るので
お酒を少しだけ大さじ2杯くらいですかね。
入れましたね。
船越≫初めての水分はお酒。
ほんの少量。
小松≫ふだんはしないですけどとおっしゃったのは…。
上野≫ふだんは、時間をかければ
大丈夫ですね。
小松≫今日は時短のためにも。
船越≫でも、香りもついていいような気がしますけどね。
上野≫これで白菜と里芋を
使わせていただいたので
あとは、みかんですよね。
船越≫旬の素材を
全部使っていただくんですね。
小松≫格好いいですね。
上野≫むいて食べたら
だめですか?
小松≫それも使ったことに…。
美保≫むきすぎて手がふにゃふにゃになったら
おもしろいよね。
小松≫みかんを調理。どうするんでしょうか。
船越≫まずは切りますね。
小松≫時間は16分。
船越≫上と下を落として、むく。
手でむくんじゃなくて包丁で…。
上野≫包丁で今日はむいています。
外の皮も一緒に。薄皮というか。
船越≫みかんもああやってむくと
オレンジっぽいですね。
上野≫みかんの種類にもよるので
味見させてください。
美保≫ちょっと中型がいいよね。
小松≫どういう味が適していますか。
これから作る料理には。
上野≫いわゆる甘いみかん、ありますよね。
すごく甘いみかん。
そういうのだと
ちょっと手を入れてあげたほうが
いいかなと思いますので。
ちょっと考えながらやります。
船越≫楽しみですね。
無水鍋に入れるわけじゃ
ないということは
分かってきたけど。
上野≫それだけは避けたいですね。
ちょっとだけ
味を足してあげるというか
わりと甘い
おいしいおみかんなので
ちょっとだけ
シャープにさせてあげたいので
お酢を使います。
船越≫みかんにお酢。
小松≫なんでしょうね?
ゼリーですかね。
小松≫お二人が
違うだろって目しないでください。
上野≫お水で半分ぐらい
割りました。
お塩と砂糖。
粗塩と砂糖ですね。
ちょっとにおいがしてきたので
火を弱めます。
小松≫煮出したら弱めると。
無水鍋の火を
少し弱められました。
上野≫こういうのふだん使わないんですよね。
大さじ、小さじって。
小松≫今、手にしたのは
大さじですね。
上野≫大さじに
半分くらい入りましたかね。
船越≫上野さんは測らなくてもいいように
五感を研ぎ澄ます修業を
すごいされたと
前回、お伺いしましたけど。
上野≫そんなの覚えていただいていますか。
僕は全然覚えていません。