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2021/01/16(土) 21:00〜22:00 NHKスペシャル「“感染爆発” 危機をどう乗り越えるか」[字]


武田≫仮に、緊急事態宣言の効果が出ない場合ですね。
これは、どんな措置がさらに
必要になってくるんでしょうか。
尾身≫私は、2月7日を待たずに
あらかじめ、シナリオを想定しておくべきだと思います。
大きく分けて
2つのシナリオがあると思います。
1つは、いわゆる
ベストケースのシナリオ。
これは、感染が比較的
早く期待どおりにっていう。
この場合には、いろんな

要請をしていますけど
少しずつ解除していくことが
ありうる。
それから、2つ目のシナリオ
これは、1つ目のシナリオ以外のつまり、感染が拡大している
あるいは、高止まりで
横ばいになっている。
あるいは軽減しても
そのスピードが非常に緩いと
この場合には
今までとってきた対策よりも
より強めるということだと
思います。
評価をしなければ
分かりませんけど例えば
今は時短というのを
要請していますけど
それを休業要請にかえる。


集客施設の一般の休業要請なんていうことも
ありえる。
ただし、こういうことはなるべく避けたいですよね。
そういうことも可能性としては
ありうるということだと思います。
浅野≫医療崩壊を防ぎながら
いかに深刻な経済的ダメージを
最小限に抑えるか。
緊急事態宣言下で
対策の要となっているのが
飲食の場でのリスクです。
感染拡大を防ぐカギは
どこにあるのか。
最新の科学で迫ります。
≫感染者が再び急増しているアメリカ。
ところが、ニューヨーク州など
一部の地域では
あることを条件に
飲食店の営業を許可する政策がとられ始めています。
政策の科学的根拠を示した
論文です。
感染拡大の抑制と
経営を両立させるために
効果的な「あること」とは
「客席数を減らす」こと。
研究者が行った
シミュレーションの結果です。
縦軸が
飲食店で発生する感染者の数。
横軸が

店の売り上げを示す来客数です。
通常の客席数では
来客数も多い分
感染者も多くなります。
ここで、客席を50%に減らすと感染者は40%減ります。
このとき、売り上げの減少は
15%ほどにとどまります。
さらに客席を
20%にまで減らすと
感染者は85%も減ります。
それでも、売り上げの減少は
40%程度で済むという
結果となったのです。
この論文を発表した研究者は
飲食店に対する
日本の対策について
こう話しています。
≫一方、私たち一人一人が
飲食の場で感染を広げないために
さらに取り組めることは何か。
その科学的なポイントも見えてきています。
全国で発生したクラスター感染の
膨大なデータを収集している国立感染症研究所。
飲食の場で
何が感染拡大を招いているのかを
解析しています。
その結果、対策のカギを握る事例が浮かび上がってきました。
カウンターで
横並びで食事をしていた4人。
中央に感染者がいました。

その人から、すぐ右隣へ
さらに左側の2人先にも
感染が広がりました。
これまで、横並びは
向き合って座るより
リスクが低いと
考えられてきました。
ところが…。
スーパーコンピューター・富岳で
横を向いて会話した場合を

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