あれ、ミスしてる…というふうに
なっているんですね。
なので、そこに至るまでに
まずしっかりと
足を調整し、ボールに
合わせていかなきゃいけないので
伊藤選手がこのまま、はまってしまうと
ミスを本人としては
しているだけのつもりが
逆に石川選手に
誘われているので
そこに気付いたときに
また展開が変わってくると
思うんですが、石川選手としては
本当に理想的なといいますか
高い攻撃力を持っていて
変化をつけてくる
伊藤選手に対して
すごく有効的な戦い方だと思います。
実況≫こちらが
きゅうけんしんコーチです。
2018年から指導しています。
福原さんのお話で印象的だったのが
石川選手のポイントは
派手には見えないんだけども
それでも1点は1点なんだという。
その裏に隠された技術といいますか。
解説≫安定していますね。
自分が攻めたら3点で守り抜いたら
1点とかっていうわけでは
ないので。
確実に1球1球
点を重ねていくという部分に
すごくたけていますね。
実況≫少し深くお伺いしたいのが
伊藤選手が
攻めて、あれ?という感じでそれが得点につながらない
うまさが
石川にあるというお話でしたが
その辺り
どういうところでしょうか。
解説≫伊藤選手は持ち味として
攻めていったり変化をつけて
試合運びをしていく選手なので
自分が優位に立って
攻めていきたい気持ちが
ものすごくあるんですね。
そういったところを
石川選手は逆に突いて
回転だったりタイミングだったり
わざと罠をかけるようにして。
そこで伊藤選手のミスを誘う。
その中に織り交ぜて、石川選手はサーブからの3球目で点を重ねる
それが一番得意な
得点パターンだと思います。
実況≫石川佳純自身は
この1年は
サーブ、レシーブ
いろんなことに挑戦してきて
特にバックハンドで攻めることを
今年は意識的に
練習をしてきたというふうに
大会前、話をしていました。
攻めていった伊藤。
解説≫少しだけ
伊藤選手、先ほどよりも
攻撃力は落としたんですけど安定性を求めて
先ほどのフリック
払いのボールですが
ちょっと質量としては
落ちているんですが
しっかりと入れていくことに
シフトチェンジしています。
実況≫ポイント、伊藤。
解説≫うまくミドルのボールを処理しました。
そこのボール、フォアで回るか
バックで打つか
すごく悩む場所の1つですが
伊藤選手、持ち前の
手首の柔らかさで
回転をつけて戻して
次のボールにつなげました。
実況≫合いませんでした、石川。
解説≫その前のボール
伊藤選手が
石川選手のフォアミドル
左の選手の左のポケットの部分に
ボールを送ったことで
石川選手の体勢が
崩れてしまいました。
実況≫ネットにかかってアウトになってしまいました。
解説≫こういうミスは本当に
じだんだを踏みたくなるような。
もう!っていうふうに
思ってしまうボールなんですが
そこで、またイラつきを増やし
さらに凡ミスを増やしていく。
実況≫なかなか映像上で
我々レベルでは
分かりかねるところが