こういった治療法が効果があるのではないかというふうなのを確か
める研究が、今、目の分野であっ
たり、
心臓の分野であったりというとこ
ろで進んでいる状況なんですね。
そして今回の研究は、
さらにもう一歩進みまして、
治験というところに突入しました。
この治験というのが、
ここが承認されると、ここが認め
られると、
実際の広く一般的な多くの患者さ
んに、
治療が与えられる段階だというこ
とで、
8月1日からきょうの会見でもあ
ったんですけれども、
実際に患者さんの募集を始めて、
1例目の手術はことしに行いたいという発表がきょう、されました。
>>この実用化はいつごろになり
そうなんですか。
>>早ければ5年後に、
もう行えるのではないかというふうにいわれています。
というのも、今回の研究、先ほど
VTRにも出ましたが、
共同研究している製薬会社があり
まして、ここは多くの患者さんに、
低コストで細胞を提供できるよう
に、多くの細胞を作るような施設
を今、研究を進めているんです。
この製薬会社が5年後には多くの患者さんに細胞を届けるようにし
たいというふうに言っていますの
で、あと5年すれば、
早ければ届くかもしれないという
ところまで。
>>今、
平田記者が早ければということを何回も言いました、
ボードを出してください。
というのは、日本の場合は、
もう日本のこの医療の宿命ともい
われますけれども、これね、大事
なことなんです。
それはね、確かに副作用、
あっちゃいけません。
一般のお医者さんが誰でも使えると、
神様といわれるお医者さんしか使
えませんでは困るので、
そのためにものすごく治験に時間
をかけます。
だけど、この5年でも実は早いと
いうふうにいわれているんですね。
もう一つは、ここなんですよ、
これテレビご覧の皆さんもそうなんですけれども、費用ね、どんな
にこれ、先進の、
夢のと言われても、保険にならないと、これ、
ものすごく高い費用がかかるとい
うことになります。
ですから、彼が説明してくれた治
験というのは、
本当に神様のお医者様ではなくて、
一般のお医者様でも普通の治療として使えますよということが証明
できれば、はい、早ければ5年後
に、この保険適用になるというこ
となんですね。
>>現実はすごいハードルがある
んですよね。
5年後というのは、僕は正直いっ
てまだ厳しい可能性が十分あるよ
なと、これだけ新しいもの、日本
はどうしても保守的で欧米に比べ
ても、実際に使えるようにするの
を認めるのは遅いですから、時間
かかるし、
あと高岡さんおっしゃっているの
はすごく大事で、じゃあそれで本
当に一般に使えるようになりまし
た。でも本当にすさまじく高いお
金なら、一部の人しか使えないわ
けで、これ、
保険適用するにはまたこれ時間か
かりますから、
そういう意味ではまだまだ大変だ
なっていう感じしますよね。
>>だからね、岸さんが言われた
ハードル、
越えてもらわなきゃいけないのは
やっぱり時間なんですよ。
でね、この時間を一番超えてもら
わなきゃいけないのが、子どもさ
んなんです。
この子どもさんに関していくと、
心臓病です。
ちょっとこちら、ご覧いただきますが、iPSを使った治療ってい
うのは、
2つの意味で急がなきゃいけません。
パーキンソン病のように進んでい
くもの、これはこれで急がなきゃ
いけない。
しかし、このパーキンソン病は、
大変病と闘っている方に申し訳な