◆闘莉王さんの。
◆多分闘莉王さんが使うやつです
か?
◆使うやつですね。
◆履いていいわけないやん。◆ここから何かカスタムするとい
うことですか?
◆闘莉王選手の好みに合わせて
ちょっと手を加えていきます。
◆闘莉王選手のこだわりはどこにあるんですか。
彼の足のサイズが28センチなん
ですよ。
28センチのスパイクを履いて
皮がなじむと大きくなってしまうんですね。
ワンサイズ下の
27.5のものをはいて
自分の足に合わせるんです。
最初はきついんで
闘莉王選手の足に合わせて、
ちょっとこの後伸ばす作業もしま
す。
◆スパイクの皮は
このストレッチャーという
専門の用具で伸ばしていきます。
さらに、こちらの道具を使って
より細かな調整をかけていきます。
◆まず縦をこれで伸ばします。
◆伸びるわけですね。
◆伸ばしすぎてもだめですよね。
◆はい。
◆ちょうどええ感じで。
ここを回すと
横が…。
◆広がっていくんですね。
すごいな。
◆ほんまや。
◆こういう感じで。
◆横、
ばつばつですわ。
◆全然ちゃうもん。比べたら。
◆全然違う。
◆これ結構、置いておくんですか。
◆そうですね、1日ぐらい置いて
おいて。
◆伸びると。
◆伸びます。
新しい靴をおろしたとき、3回、
4回、
痛くなったりしますよね。
そういうのを選手は嫌がるので、
そういうのをなくすために、
1回でも
痛いなと思ったら集中できないの
で、プレーに。
こういう微調整をして
選手に履いてもらいます。
◆さらに、こちらの道具を使って
より細かな調整をかけていきます。
◆よくあるんですけど、
新しい靴をはいて親指のところが
圧迫されて痛いとか
小指が当たって痛いとか、
そういう経験ありますよね。
そういうの伸ばすポイントストレ
ッチャーというものがあるんです。ピンポイントです。
◆どうやって伸ばすんですか。◆例えば、
ここの親指のところを…。
◆中からですか。
おー!
出た!
◆出た!
ここ痛い人、おんのよ。
あったほうがええな、これ。
◆欲しいぐらいですわ。
◆これ、売ってるんですか、
市販で。
◆売ってますよ。
◆マジっすか。普通のはいてるシューズでも
したいですもんね。
◆できます。
シューズ、終わった後はちょっと、つぼおしで。
◆ここで松浦さんが、今回特別に、
ある選手のスパイクを見せてくれ
ました。
◆おっ!
出た!
本田さんのやつ!
これはどういうことですか。
◆これはロシアに行く前に、
本田選手が何かあったのときの予備として自分のところに送ってく
れて。
◆もしかしたら、
ロシアではく可能性もあったシュ
ーズということですか。
◆もしかしたら。
◆すげえ。
メンテナンスも全部しているんで
すか、これは。
まだ今から?
◆これは、本田選手用の
型になっているので、メンテナン