探せ 頑張れ。
何?
<しかも 袋に穴が>
すげぇ動いてるじゃん
ほら。
すげぇ動いてるじゃん
ほら。
食ってる
食ってる。
<もしや
袋に潜り込んでいるのか?>
これ
落とさないように この中入れたほうが いいよ こう。
ここ
入れて…そうそう そうそう そう それで。
いやいや
この後 この後「はぁ!」じゃ ないよ。
うわ~
。
重たい?
でも それ確実に動いてる 何かが。
いや…
。
何か
確実に動いてるよね。
<その正体…>
あぁ… あぁ分かった 分かった 分かった。
何?
<中には カナブンが3匹→
袋を破り
潜り込み>
動いてる!
すげぇ動いてるじゃん ほら。
<むさぼり食べていたことで
動いていた>
もう
何か。
いやいや
これ…。
ホテル側も嫌です
。
俺らのせいではない
。
いや
じゃあ。
おぉ
。
おぉ!
おっしゃ。
<実は
太一も>絶対 出る。
それ
手に乗っけちゃいけないものだよ。
これ…
いいよ。
手に
つけて…。
いいっつうの!
<昔は…>
<でも→
たくさんの生き物たちに触れるにつれ>
おぉ~
。
いた!
こっち見てる。
<どんどん好きになり>
<今では…>
<だから
昔の自分と同じ虫が触れない二宮に…>
<だから>
<という ここは>お寺ですよね。
<新宿駅から山手線で
ふた駅>
<鎌倉時代からの小さな森が残る
お寺>
<実は
ここ>
<万が一
カブトムシが 1匹も見つからなかった時のために→
太一が
最後の切り札として>
カブトムシ
来ますよ~。
<残していた場所
なぜなら>
これ
何? カブト?これ カブトじゃない?
カブトムシの幼虫だ
。
<だから>
いや 俺ねちょっとね いいっすか?
何となく
。
<夜9時を過ぎ
ようやく30℃を下回って来た森の中へ>
この上か
これだ。これですよね。
いいよ
いいよ。
<でも