その先に>
あっち
あっち。
これ
どうします?マジで 見つけたら 俺 ホントに。
えぇ~?
マジ?
<トラップに
しがみつくようにしていたのは>
<でも
その下に 別のやつ>
クワ!
クワだ クワコクワ いた。
分かる?
下… 下に。
ニノ
行け。「行け」ってどういうこと?
「
捕れ」 ここ 捕っていいから。
ザッて?
こんな距離から無理でしょ。だから ここに 足 かけて。
ハハハハハ!
「イヤだよ!」じゃねえよ。
<結局
先輩が>
はい
。
あっ
はいはい はいはい。
あっ
マジ 強い。強いでしょ 力が。
いやいや
いやいや。
うん
。ねっ。
何だよ?
危ねぇ。
ちょっと
ちょっと ちょっとヤバい ヤバい ヤバい ヤバい…。
あっ
あっ。
ちょっと
何やってんすか?マジで。
何やってんすか?
<でも すぐに 別のトラップで見つけた>
コクワ
コクワ。
<逃がすどころか→
捕まえる気もなく>
<見かねた先輩が
再び>
何か
口 開いてるもん。
アハハハハ…
アハハハ!
<さらに
太一>
<結局
コクワガタが計3匹見つかったのだが>
<仕掛けたトラップ
計10か所>
これで終わり
。
<これは
太一も予想外>
いない
カブトが いない。
<念のため
仕掛けていたカメラを確認してみることに>
どうだったんだろう?
<太一がトラップを仕掛けた…>
<…と>
あぁ~ 来て…。
<人間で例えると
身長2m以上の超大物>
<その2分後
筋肉が詰まった足で→
マクワウリに
しがみつくように>
<ブラシのような口で
大好物を→
なめている>
いることは いたでしょ?すげぇ。
<だが
1週間 カメラを仕掛けて→
カブトムシを捉えたのは
たった一度 この日だけ>
<その翌日の…>
これ 夜だね。
これは
動物じゃないの?このガサガサいってるの。
足音っぽいですもんね
。
あっ
あっ 揺れてる カメラが。
「
キュッ」?
あっ
あっ 何? 何?あっ 倒れた。
結構…