◆ニコちゃんとか。
◆言うわけないでしょう。
◆笑顔が見たいなという。
◆なるほど、まあそれでは答えを
ごらんいただきたいと思います。
どうぞ。
◆ここだけの話、
絶対、内緒から、
絶対内緒。◆言うてぇや。
僕、言ってないですから。
こいつは
おっさんって呼んでました。
◆ヤバイね。
あの「おっさん」って言ったん?
◆おっさんなんで。◆それはしゃあないな。
みんな、言ってるんやろ?
陰では。◆基本ボスです。
◆絶対内緒にしとくわ。
ボス以外で言うたことない?
◆ないです。
◆誰かが言うてるの?
ボス以外で。
言ってない?
ほんなら1人ね。
1人だけね?
先生!
確かに、みんな「ボス」でした。
でも1人だけ、違う呼び方で呼ん
でる、
これは僕、約束したんで、
絶対言えないです、それは。大丈夫。
絶対に。
約束したんで、言わないです。1人だけおっさん言うてます。
陰で。
◆おお~。
まあ、「おばはん」では、ないか
らな!
◆おっさん後ろ髪切ったろかいっ
て言うてます。
言ってる。
犯人探しは、やめたってください。
かわいそうですから。
なっ?
犯人探しだけは。
これは非常にかわいそうですから。
今、見てたら、
生徒と先生の間の絆を
一瞬ですけど、わかりましたよ。
生徒と思って見てないでしょう?
◆子供ですよね。
自分の子供やから、
自分自身のために頭を下げられん
でも、
子供が何かしたら僕はやっぱり頭
投げられますから、ずっとそうで
すけども、申しわけなかったとい
うことでね。
◆これ、もらってください。
先生に「となりの人間国宝さん」。
認定させてもらいます。
◆ありがとうございます。
◆生徒たちは子供だと、
厳しくも温かい指導をする
三輪先生。
強い子供たちと
切磋琢磨し、再び全国制覇を目指
します。
◆あそこに子供が2人おるけれど
も…。
◆そうなんですか?
先生のお子さん?
ちょっと来てくださいよ。
えっ、お嬢さん?
◆はい。
◆2人とも?
2人は
ここの学校は関係あり?
◆私は今、
ここで勤めながら柔道部のコーチとして。
◆私は卒業生です。
◆卒業生で。
どうですか?
お父さんとしては?
◆微妙やな。
30点ぐらい…。
◆お父さんとしては30点。
ボスとしてはどうですか。◆それはまあ…。
90…。
◆90!
ボスとして90ですって。
お父さんとしては30、
何が30点なんですか、お父さん
としては。
◆家、帰ってこないんですよね。
◆ちょっと!
やめよう。
NG。
カット、カット。
◆恐れ入りました~!
◆ということで、