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2018/10/04(木) 09:50〜11:15 よ〜いドン![字]【国宝滋賀永原ぶらりミニハウスに夢中の夫▽京都美山キレイな古民家】


◆生地もこうとって、
これぐらいとろとろと落ちたらこ
んでいいと。
◆いや、わからへん、おじいちゃ
ん。
わかりません、それ。

◆一応ずっと1週間とか
毎日毎日、焼くたびに計測してい
くと
大体、
平均がとれてくるんですよ。あっ、これが
これぐらいのいいとろとろなんか
なと。
◆なるほど。
お父さんの言うとろとろを数字で
出したわけですね。
えらい。
◆ほどなく天国へと旅立った
お父さん。
これからも
この味を守っていこうと決意した
山口さんでしたが、
ここでお店の存亡に関わる
大事件が起こるのです!
◆父が亡くなると、
同時に
機械も動かないというか、
金属疲労とかがあって、
金属がががががっといって、
ドカーン!と落ち出したんですよ、焼いているときに。


新しい機械を準備しようという感じで、こちらは新しい機械が入っ
たら、同じような煎餅が売れると
できていると思ったんですけど、なかなか…。
私らの思ってた味とは
全然違ったんです。◆それは、お客さんに何か
言われたりとかはなかったですか。◆大分言われました。
ピーナッツ少なくなったんちゃうかとか、
今までのとちゃうでぇとか…。
◆正直、少なくしてないですか。
◆全然、変えてないんですよ。
◆何にも変えてないのに。
◆何にも変えてないのに、
何でそんなこと言われなあかん…。
◆何かねえ、せこいことしたみた
いな言い方して…。
◆そういうふうに感じるみたいで
すね、焼き方で。
今、
大分この人が
いろんなことを新しい機械に変わ
ってからは、
全部この人がいろいろな、
また逆に研究して…。◆今、
この味は、
その当時と比べてどうなんですか。
◆今は、大分戻ってきています。
◆戻りました?
◆煎餅の生地は変えずに、保存方
法であったりとか、
火の入れ方であったりとか、

そういうのを変えて焼いてきました。
◆子供がかわい過ぎて、もう
苦労が全然入ってこないです。息子さんですか。
◆いや、娘です。
◆かわいいときですよね?
2人おるの?
◆こんにちは。
◆こんにちは。
えっ、双子?
◆双子です。
◆ええ~、すご~い!
◆小さなころから食べてきた
味の記憶を頼りに
少しずつ改良を繰り返し、
先代の味が再現できるよう
研究を重ねた大智さん。
やっと納得のいく味に
行き着いたころには
なんと3年の月日が
過ぎていたそうです。
◆息子さんがおって
助かりましたよね?
◆ありがたいです。
◆いうても、
やっぱりこれは残していかなあかんものですよね。
◆ありがとうございます。
◆厳しかったですか。お父さんもそうですけど。
◆おじいさんは厳しかったですね。◆遊びに来てるときは、すごいや
っぱりおじいちゃんなんですけど、
仕事させてくださいって言うたん

ですよ。
ほな、「面接する」とか言い出し
て…。
◆急に?
この中で何が面接やねんと思いま
せんでした?
じいちゃん、何言うてんねんと。
何か、もし、おじいさんが
これ、聞いておられるとしたら、何か言いたいこととかございます
か。

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