ーというものをお客様に提案して
きたんですけれども、昨今、お客
様のお話を聞いていると、
もっと上質なものを体験したいと
いうようなお声がすごくありまし
て。
>>ここでは静かな音楽が流れる
中、ドリンクを片手に、中にはド
レスアップをする人もいて、
落ち着いた雰囲気の中でハロウィ
ーンを楽しんでいます。
>>これはハロウィーン限定の新
しいアトラクション。
ドレスで着飾った来場者が、豪華
なホテルを舞台に、
映画の登場人物の気分が楽しめる、
しっとりとした大人のハロウィーンがコンセプトです。
>>難波とかだと、
ちょっとごちゃごちゃしてたりとか、お酒飲んでる人が多くって、
なんか怖い思いしたりもするらし
いんですけど、
そういうこともないんで。
>>そんなにわーわーしたくなか
った。
>>そうですね。
そこまでやる勇気はないけど、ち
ょっとやりたい。
>>ちょっとハロウィーン、楽し
みたいかなっていう。
>>気楽に参加できる感じもいい
のかなと思って。
>>大騒ぎをするハロウィーンは
敬遠されているようですが、
落ち着いた雰囲気で楽しむハロウ
ィーンは、着実に浸透しているよ
うです。
>>ハッピーハロウィーン!
>>ある企業のアンケート調査で
は、
ハロウィーンの日は、
およそ8割の人が自宅で過ごすと答えています。
ハロウィーンは徐々に街に出て友
人と騒ぐというよりも、
自宅で家族とパーティーをするイ
ベントになりつつあるのかもしれ
ません。
>>仮装してカラオケに行ったり
とかしたんですけど、やっぱり大
変です。
やっぱし、基本、
家が好きなんで、家でわいわいしているほうがいいと思います。
>>一部の行き過ぎた行動で、
身の危険を感じるほどのイベントになってしまったハロウィーン。
子どもたちが安心して楽しめる行
事として、
日本に定着するか。
ハロウィーンイベントが岐路に立たされています。
>>続いて、
古都奈良では、1300年の時を超えて、
守り伝えられてきた正倉院の宝物
を公開する、
年に一度の特別展が開かれていま
す。
奇跡的に伝わった美の世界、ご覧
ください。
>>奈良国立博物館の前に出来た
長い行列。
70回目となる正倉院展を一目見
ようと集まった人たちです。
会場には、
初めて公開される10件を含む56件の宝物が並んでいます。
>>ことしの正倉院展は、
やはり正倉院宝物の全体像が分かるように、
まずは聖武天皇の御宝物ですとか、
あるいはさまざまな楽器であると
か、ものが出ておりますが、
サイの角である犀角、象牙、こういうふうなさまざまな素材を使っ
た、
あるいは技術を使った宝物が、
多く出ているというところにも特
徴がございます。
>>さまざまな技法が駆使された
こちらの箱。
動物や花を描いた上に、水晶の板
をはめ込み、
その周りによい香りがする木、沈
香の板を貼って、金で絵を描いて
います。
箱の下は、
透かし彫りにした象牙で飾ります。
こちらは如意と呼ばれ、
法要などで僧侶が使う道具。
手のような部分には、なんと、
犀の角が使われています。
水晶や金、真珠に象牙など、
当時も今も、貴重な素材をふんだ
んに使っているのです。
およそ1300年前の奈良時代。
聖武天皇は、
国の安泰を願って、