こういう瞬間ってありますよね。>>5時を過ぎたぐらいから急に
暗くなると、目が慣れないんです
よね。
>>順応しないと。
>>順応しないので、
なかなか反応が鈍くなってしまい
ますから、確かにそうですよね。
>>これからまだちょっとね、
日暮れの時間というのが早まってきますから、
ちょうどお買い物の時間あたりと
かぶってくるというのもあるかも
しれないですよね、高齢の方なん
か。
>>塾行く時間、かぶってきます
からね。
>>十分にこれからの季節、
気をつけていただきたいと思います。
さあ、それでは旬感中継です。
蓬莱さん、きょうはどこでしょう
>>きょうの旬感中継は、
芸術の秋ということで、
こちら。
この細い銀線を使った芸術作品を皆さんにご紹介します。
これ。
>>銀で出来てるんですか?>>そうなんです。
これを使った芸術作品というのが、
ちょっとこちらなんですけれども。
ガラス鉢や飾り皿などに施された
精巧で美しい装飾。
そしてネックレス、
ブローチ、
イヤリングに指輪など、さまざま
あるわけなんですけれども、
さあこれのどこに銀線が使われて
るかというと、
これ、よく見ていただくと、
この模様の縁、
そうなんです。
その境界線に、
この細ーい銀線が使われていると
いうことで、
これらが京都の伝統工芸、七宝と
いいます。
特徴はなんといっても、
この宝石のように輝く光沢、さあ、そしてこれ、
見てください。
身につけると、
胸元に宝石のように輝く光沢。
細やかな細工の模様も特徴なんですけれども、
きょうはこの京七宝というのを皆
さんにご紹介させていただきます。
お邪魔している場所が京都の嵐山
になります。
きょうはですね、
この京都の嵐山の工房で、
どのように京七宝というのが作ら
れて、
宝石のような輝きになるのかとい
うのを皆さんに見ていただこうと
思っておりますけれども。
さてまずこちらに、
七宝作家の野村さん、いらっしゃ
います。
よろしくお願いします。
>>よろしくお願いします。
>>今、うわっ、
手元、これ、
細かい作業されてますけれども。
うわー、
これ今、
銀線をピンセットで折り曲げていく作業をしております。
これ、スタジオの皆さん、
なんの模様か分かります?>>もみじ?
>>そうです。
もみじです。ちょっとこれ、銀線、
触らせてもらっていいですかね。
これね。
>>続きを作って。
>>続きを?
>>台なしにするでしょう。そん
なことしたら。
>>細かい。
>>あっ、
壊した!
だめにした!>>あっ、すみません、
いーってなりますんで。
すっごい細かい!
柔らかいんです。
このね、
柔らかさがコンサートで飛んでく
る銀テープありますでしょ。
>>そんな柔らかいの?
>>そんな柔らかいんですよ、でもこれ、折り曲げたら固まるんで
すよ、こうね。それで模様を作っ
ていくわけなんですが、自由自在
に模様を作るのには、何年ぐらい
かかるんですか?
>>そうですね、本当に全部でき
ようと思ったら、10年はかかる
でしょうね。