で、
実際に街なかに張り出される？
＞＞場合もあると。
欧米諸国においても、
国自体がこの明石市のような制度を、立て替えるということも実際
にやっています。
＞＞なるほどね。辛坊さん、
こうして見てみますと、いつもこ
ういうニュースって、
なんか日本って手ぬるい感じがど
うしてもしてしまうんですが。
＞＞やっぱり日本の母子家庭の貧
困率は先進国の中で突出していま
すから、私はまあ、
今回の明石のケースは非常にすばらしいと思いますけど、もっとや
っぱり、組織的にね、養育費に関
しては、もう子どもがいて別れる
場合には、
税金や社会保険料と同じようにしっかり取り立てるっていう制度が、
私はいると思いますね。
善意に任すような話じゃないです。またね、母親の気持ちもよく分か
るのは、もう別れるときって、
別れたい一心だから、もうお金のことはいいからとにかく別れたい
んだ。だけどそれ、養育費ってい
うのは、母親の権利じゃなくて、
子どもの権利ですから、
やっぱり子どもの権利は社会としてしっかり守るというシステムが
必要だと思います。
＞＞パクさん、韓国ではどんな状
況なんですか。
＞＞実はさっき市長が言ってた、
韓国でも、この制度を取り組み始
めたのは、
キム・デジュン政権のときだった
んですけどね。
残念ながら、一番問題は、コスト
のやっぱり重荷が出てきてるわけ
ですよ。
だから一番、
例えばさっきの明石の場合、
モデル的に１８人とおっしゃいましたけれども、
これがどんどんどんどん人数が増
えてきた場合、本来はこれ、
国がすべきものを自治体が背負っ
ているわけですから、
これが財政的にどれだけ自治体財
政を圧迫していくかということを
考えていくと、
これは自治体で担えるものがどうか分からないので、
やっぱり国が本来はやるべきもの
ではないかなというふうに私は思
います。
＞＞なるほど。
＞＞それとやっぱり制度全体を見
直すにあたって、しっかりと当然
のことながら、養育費払うと、そ
のかわり、
払った父親の側も、
例えば扶養家族の控除みたいに、
払った分の養育費に関して、
一定の控除が税金受けられるというようなことも含めて、
トータルでシステムを組まないと
いけないと。
全く遅れてますね、
そういう意味では。＞＞今、
パクさんから国がっていう話があ
りましたけれども、明石市も同じ
ような話をされていたそうですね。
＞＞明石市長もおっしゃっていた
んですが、やはり本来、
国でやるべきことというのは本当におっしゃっておりまして、この
システム、広がったとしても、
やはり民間、今回、
民間の保証会社なんですが、これ
の限界というものがあると思いま
す。
それがですね、こちらになるんで
すけれども。
法的な強制力というのはありません。
取り立てをするはするんですけれ
ども、やはり回収できないことも
もちろんあります。
民間の保証会社ですので、もちろ
ん、
利益は追求するわけですよね。そうなりますと、第三者が見ても、
この人は明らかに支払能力がない
だろうという家庭に対して、この
保証制度が適用できるのかという
ところは、今後、問題になってく
るかと思います。
＞＞この図でいうと、
民間の保証会社が立て替えてくれ
るけれども、ちゃんとこう、
責任ある人から回収をする仕組み
になってるわけですよ。
＞＞そうですね。
＞＞ただこの人から、取るに取れ
ないというけーすはあるわけです
よね。
＞＞今回、明石市の取り組みに関