るということなんじゃないかとい
うことで、反対しているわけなん
ですが、
いずれにしても、
来年4月からこれをやりますというのは、
ちょっとすごい急な話だなという
印象ですよね。
>>パクさん、なんとなく、まだ
現実味が、
たぶん市民の皆さん、
湧いてこない状況なんじゃないかと思うんですよね。
>>私も大学の授業で今、この受
け入れ制度を学生に説明するのが、
非常に難しくて、非常にややこし
いんですけれども、
例えば介護の現場なんか見るとで
すね、
もう辛坊さんみたいなお年寄りが
どんどん増えていきますから、こ
れからね。
>>パクさん、同い年なんですか
ら。
>>だから、これから介護士がた
くさん必要になってくるんですよ。
だからその分、
外国人で受け入れたいのは分かる
んですけれども、問題はその、
今までEPAで受けてきた介護士
は、日本人と同じ試験を受けて、
かなり高度な介護技術を持った人
が現場に携わることになるんです
けれども、今回の制度ですが、
在留資格で入ってきた人はですね、試験受けなくても、
すぐ現場に立てるというような制
度にもう、
なってしまいかねない。
そうすると介護士の間に、
すごく熟練した介護士と、あまり
熟練していない介護士が出てきて
ですね、もしその人たちが増えて
いくと、
介護の現場で事故が起こるかもし
れないと、これ、
人の命にも携わる問題なんで、だ
から、
もっとちゃんと設計してから外国
人を受け入れる制度を作ってほし
いというのが、やっぱり現場の声
だと思うんですよ。
>>これ、現状どれだけの人数受
け入れるかというのも決まってな
いわけですよね。
>>まだ決まってないですね。
ただ政府の大方針として、
2025年までに50万人増やすと言ってるんですね。
今128万人ですから、
およそ1.5倍近くまで増やすということですから、
それはたぶん、
相当の人数をこれ、当て込んでいると思うんですね。
>>実際に、労働力が足りないっ
ていう現状は、
背景にあるわけですよね。
>>そうですね。
実際、
足りないことは間違いないということで、今ありました、
128万人、
過去最高の人数が働いているわけなんですけれども、実際、
大阪の中小企業のアンケートを取
っても、これ、
大阪商工会議所に聞いてみまして
も、もうすでに、
中小企業でもおよそ4割が外国人
の方を雇っておられて、
それでもまだ7割が人手が足りま
せんというふうに言っていますの
で、やっぱり人手不足というのは、
深刻、
特に大阪では、
外食産業が足りない、足りないということだそうでして、
これからさらに外国人の観光客も
どんどん増えてくるという中では、
すごく緊急な課題であることは間
違いないと。
>>辛坊さん、今回のこの制度の
設計と、
このスピード感というのは、
どんなふうにご覧になってますか。>>なんでこんなに急ぐのかに関
して、一つだけもしかするとと思
うことがあるんですよ。
というのは、
年金財政って5年ごとに財政制度全体を見直すことになってて、
将来の所得代替率っていって、
現役世代の何割を高齢で税金受け取れるかということ、40%を切
ると、システム全体を完全に見直
さなきゃいけないっていうルール
があって、
ところが5年ごとに見直しのときに、ぎりぎり40%いけます、
いけますっていってきたんです。
それ、それ、
来年が見直しの時期なんです。