村の中で
インテリアショップを営んでいま
す。
こちらでは、お店同士で
村ならではの助け合いがあるそうで…。
◆そもそもあのコーヒー屋さんも
足立さんがやってくれたんですよ。
全部。
僕もいてないときでも
壁、やっとけよとか。
ほとんど任せっきりで。やってもらった後に
幾らですかって聞いたら、材料費
の見積もりしか出してくれないん
ですよ。
いやいや、
施工費を入れてくださいって言っ
たけど、なるべくお金じゃない
形で
つながっていきたいって言ってくれて。
◆ええこと言いますやんか。
◆そこから、
僕もコーヒー始めたばかりやった
んで、じゃあ、僕、頑張って、
上手になるから、
毎日、コーヒーを飲んでくださいって。
コーヒーで返したんですよ。
◆彼はコーヒーを入れることを
なりわいとしていきたいわけじゃ
ないですか。
だから、コーヒーの練習をしない
といけないじゃないですか。
だから、何かね、ウィン・ウィン
というか。
◆まあまあ、そうですね。
◆それね、全く関係のない僕が口
出しするのあれですけど、あると
き、コーヒーが
施工費を超えてくるじゃないです
か。
◆そうっすね。
◆そういうときは、ご厚意でやっ
てるじゃないですか、最初。
◆それは…。
いや、それはね、期間だけ設定し
ていたんですよ。
◆期間設定、それはそうですよね。
◆アイデアマンの足立さん。プロジェクトはこの村だけでなく、
住んでいる町・尼崎に関するもの
も。
◆あんまりまだ認知されてないん
ですけど、尼崎の誕生日を祝うと
いうちょっと仕掛けをしてるんで
す。
◆おもしろい。
◆尼崎ぱーちーという、クリスマ
スとかって日本国民全員認知して
特に
ルーツはないけれども、イエーイ
って言ってるじゃないですか。
じゃあ、
尼崎に住んでいる人が
尼崎の誕生日をイエーイって言っ
てもいいんじゃ
ないかと。
◆尼崎市が誕生した10月8日を
市民が祝い、
「尼崎ぱーちー」。足立さんは
ただイベントとして開催するだけ
でなく、
祝うことを風習として、
根づかせたいという思いから、その一つとして、
不要になった端材に色を塗り、
願い事を書き入れて飾ることを提案。
これは足立さんが
創作した
材木屋さんの夫婦の物語に基づい
たアイデアなんです。
◆夫のせりふを言います。
◆僕、嫁です。
◆…というストーリーなんです。
◆これ、誰が考えたんですか。
◆僕が夜中の2時ぐらいに。
◆夜中の2時に?
◆ええ…。
レモン酎ハイを飲みながら?◆ノンアルコールで!?
◆ノンアルコールでこれ書いたん
ですか?
アホやなあ~!
これでき上がった瞬間に
奥さんを起こして、
お母ちゃ~ん、
ええの、思い浮かんだでぇ~って、
教えたんですか。◆それは言ってないです。
静かに寝かして。
◆これ気をつけんと、1000年
後に
もし、これをどこかの蔵から見つけて読んだときに、
ほんまにこんなんあったんや言う
てそれが大きなお祭りになるかも
しれないですよ。