に、顔認証の技術が使われました。
部屋の鍵の代わりになるのが利用
客の顔なんです。
>>鍵の代わりになるという顔認
証システム。
急増する外国人観光客に向けて導
入されました。
使い方はというと、
宿泊客はまず、
自分のパスポートをセットします。
そしてその場で顔写真を撮影し、
パスポートの写真と照合。
同一人物であることが確認されると、
チェックインは完了。
このように、
鍵がなくても顔パスで部屋に入る
ことができるのです。
一般的に民泊施設には、
スタッフが常駐していないため、
ホテルにあるようなフロントはあ
りません。
部屋の鍵は、
民泊の運営会社が別の場所で一括で管理していることが多く、
宿泊客はわざわざその場所まで鍵
を受け取りに行かなければならな
いのです。
その複雑な仕組みに、
多くの外国人観光客から、
戸惑いの声が上がっていたといいます。
>>7割くらいが外国人の方で、
やっぱり現地と違う所に鍵を取りに行くのが、難しいとか、分から
ないとか、
そういう声がいっぱい上がったので、こういうちょっとシステムを
作ろうかという流れになりました。
>>顔認証の導入によって、
面倒だった民泊のチェックインが
部屋の前だけで可能になったので
す。
また、
外国人が宿泊するときに義務づけ
られているパスポートの本人確認
も、
顔認証システムで行うことができるようになりました。
宿泊客にとっても、
事業者側にとってもメリットがあるのです。
近年、
このような最新の顔認証システムが、
さまざまな場所で相次いで導入さ
れているのです。
その訳とは。
>>私たちが想定している以上のスピードで、
外国人観光客の数が増えた。
待たせない、
待たされないということが、これ
によって実現していくわけですか
ら、
観光業界にとって、
ある意味大きな技術革新ではない
かといえると思いますね。
>>増え続ける外国人観光客に頭
を悩ませている関西空港。
ここでも顔認証に、大きな期待が。
>>関西空港では、
外国人観光客の増加で、
入国審査にかなりの時間を要していました。
そこで待ち時間を短縮するため、
日本人の入国審査に、
このような自動の顔認証ゲートを
導入しました。
>>関西空港ではことし7月、
入国審査に顔認証ゲートを導入。
パスポートをセットするだけで、
僅か10秒ほどで入国審査が完了します。
>>今、初めて。
こっちのほうが楽ですね。
>>眼鏡とかひげとか、
見た目も変わってるのに、あっ、通るんだっていうのでちょっとび
っくりしましたね。
>>この顔認証技術、どれほど正確なのか。
記者が実験してみました。
金髪のかつらをつけ、
さらにパスポートの写真ではかけ
ていない眼鏡も使って変装。
この姿でゲートを通ってみると。
>>機械は顔をきちんと認識し、
入国審査が完了しました。
>>人間の目では髪形の変化や眼鏡の有無などで、別人のようにも
見えますが、顔認証システムでは、
目と目の距離といった顔のパーツの位置関係などをもとに見分ける
ため、正確に判断ができます。
年間1500万人もの外国人が入国する関西空港では、これまで、
混雑時に審査を待つ長蛇の列が出
来、80分以上待たされることも
ありました。
しかし、この顔認証ゲートを導入
すると。
>>2分間で入国できた。すごく短くてよかったよ。
>>待ち時間は短いね。
なんの問題もなかったわ。
>>待ち時間が大幅に短縮されて