いといけない。
＞＞あるいは参加してくれたら、
お宅の国で何かをしてあげるという話ではないわけなんですよ。
こっちに来たということなんです
よね。
＞＞最悪、この２６票が丸ごと相
手方に行くと考えると、この１０
票ですね、
１０か国分が大阪に積み上がってくれれば勝てるという、すごく微
妙な戦いになってくると思います
ね。
＞＞まあ接戦ですね、これは。
＞＞祈るしかないですね。
＞＞もう祈るしかないですよね。
＞＞良心で投票をって。＞＞大阪のこの７０の支持という
のも、
実は磐石ではないという情報もありまして、誘致関係者に聞きます
と、
こういう口上書という書面でもって、
日本に投票しますという確約を取
り付けようとしてきたそうなんで
すけど、必ずしも期待している７
０の支援全部が、
この紙の上で約束してくれたわけ
じゃないということですので、ち
ょっとやっぱり難しい、
いろいろとなかなか簡単ではないなというところですね。
先ほどの、
今回のような分担金の支払いについても、こんな証言がありまして、
これ、
２００５年の愛・地球博のときの話なんですけれども。
誘致関係者の方は、ちょっとこの
前の話ですけれども、誘致関係者
の方が、投票直前まで、
そのときのＢＩＥの加盟国、
四十数か国しかなかったので、
その３か月の間に８０か国まで加盟国が急に増えたというんですね。
これはひょっとしたら日本もなん
らかの働きかけをしたかもしれま
せんけれども。
ごめんなさいこちらですね。
急に増えて、しかも今は１７０か
国加盟しているということですか
ら、やはり万博ってなんですか？
っていうような国が世界中には圧倒的に多いわけですよね。
万博を開催したことがないどころ
か、見たことももちろんないとい
うことが多いわけですから、万博
に関する意識や知識が少ない国に
対して、アピールして、
票をもらうようにしなければいけないというところが、やっぱり難
しいところかなというふうに思い
ますね。
＞＞まあ気になるのはライバルで
すよね。
＞＞ライバル、ロシアとアゼルバ
イジャンですが、ロシアに関して
言うと、会場の広さというのが、
すごく売りにしているんですが、
ホームページの中で一つ注意書き
がありまして、
政治的な出来事が万博開催に悪影
響を与えることはありませんと、
わざわざ一筆書いてるんですね。
これやっぱり、西側諸国の対立を
念頭に、いや、
ちゃんとロシアはやりますからというふうに言っているわけなんで
すけど、わざわざ言ってるという
ところに、
やっぱりちょっと後ろめたいとい
うか。
アゼルバイジャンに関しては、今、
すごくオイルマネーもあって、豊かですし、とても若い国なんです
ね。
人口の３分の２は４０歳未満という国ですから、未来が見える国と
いうところなんですが。
目標としている来場者数が１８００万人を見込んでいるのに対して、
人口は１０００万切ってるという
ことで、
わりとちょっと身の丈を超えた。
＞＞人口の倍ですもんね。
＞＞ここはあまり民主化が、
まだちょっと途上な状況にあって、
報道の自由度一つの目安で見ると、
世界で１６３位ということで、ま
だまだですね。
この共通点がありまして、
これはいずれも、
ファーストだということを訴えてるんです。
＞＞ファースト？
＞＞どういうことかというと、
ロシアはこれまで第１回の万博か
らずっと万博に参加しているけど、
ロシアで主催したことはありませ
ん。
アゼルバイジャンは東欧地域、
これ、東ヨーロッパと言うのかどうかというところありますけれど
も、アゼルバイジャンは、この地
域で初めての開催ですよと、
どっちも初めてですよということ