2018/12/15(土) 17:15〜18:00 大河ドラマ「西郷どん」最終回直前スペシャル「西郷どんと鈴木亮平の500日」[字]
夜逃げの手伝いなどしちょいもはん。
病気の女の子を連れて立往生しちょった
一家を…。 立往生しちょった。
苦戦していたのは
独特な言い回しとアクセント。
手伝いなどしちょいもはん。
病気の女の子を連れて立往生しちょった…立往生しちょった。
長ゼリフともなれば
これほど多くのチェックポイントが。
言葉だけではなく→
見た目にも強い こだわりがありました。
カット~!
カット!
鈴木さんには
役者として大切なことを教えてくれる→
大先輩との出会いもありました。
(子どもたち)お殿様!
子は 国の宝だ。
新しい殿様は こんな顔だ。
よろしく頼む。
主君 島津斉彬を演じた渡辺 謙さんとの出会いです。
よっしゃ。
2人が初めて撮影を共にしたのが→
御前相撲の場面でした。
自らも「大河ドラマ」の主役を経験している渡辺さん。
この日まで
撮影現場で鈴木さんと会っても→
わざと言葉は交わしてきませんでした。
この相撲も ある思いから打ち合わせは一切行わず→
本当の勝負をしようと決めていました。
いきます 回った。 本番!本番!
見合って…→
はっけよい! のこった!
のこった のこった! のこった!
のこった のこった!
そこじゃ! 西郷!
のこった! のこった!のこった のこった! のこった!
真剣勝負です。
のこった! のこった のこった…!
のこった! のこった…!
カット。
大丈夫?
鈴木さんに あえて勝負を挑んだ理由を→
渡辺さんが教えてくれました。
この日の 斉彬が吉之助を平手打ちにし叱る場面も意外な展開に…。
ハイ!
(カチンコの音)
この大バカ者! この大事な時に
お前は何をしておるのじゃ!?
殿のお命が 何より大事でござ…。
つまらん つまらん つまら~ん!
時がないのが分からんのか。
以降2人は 師匠と弟子にも似た強い絆で結ばれ→
役者としてのありようが
渡辺さんから鈴木さんへと→
受け継がれていきました。
渡辺さんが語った「大河」の主役を演じる重み。
それを鈴木さんが
身をもって知らされたのは→
撮影現場ばかりではありません。
亮平ちゃ~ん。
ドラマのPRのため向かった九州。
自らを取り巻く環境は 一変していました。
分刻みで取材をこなす中→
どうしても立ち寄りたい場所が。
西郷隆盛が眠る お墓です。
その人は 何を思い生きたのか。
ところが…。
♪♪~
ここに入れられる?
そこには ちょっと…。
入らない? 全然無理?
(シャッター音)
(シャッター音)
はい。
後で見よう。
つかの間の休息でした。
チェック オッケー。
この夜 氷点下にまで冷え込んだオープンセットで→
ある重要な場面の撮影が
行われようとしていました。
鈴木さんは 橋本左内を演じる
風間俊介さんに こう漏らします。
テスト! よ~い ハイ!
それが この場面。
ヒー様!
ヒー様!
松田翔太さん演じる
ヒー様こと 一橋慶喜を→
襲ってきた刺客から守るため 西郷どんが
初めて人を殺めてしまうくだりです。
人を殺めてしまったあとの演技について
監督に相談を始めました。
「あ~っ… ああっ…」。
まあ やってから。分かりました。
そうして出来上がったのが こちらの場面。
ヒー様!
♪♪~
(荒い息遣い)
あ…。