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2018/12/18(火) 16:47〜17:53 ten.【直接証拠なく…寝屋川中1男女死亡あす判決、争点を解説】[字]


すべて殺人罪で、
完全に責任能力があるというふう
に認められるかどうかというとこ
ろなんですけれども、なので、検
察側はまず、この死刑を求刑しま
した。

ただこれが仮に全部認められたとしても、死刑になるかどうかとい
うのはまた別の話なんです。
というのは、やはり死刑というの
は、
究極の刑罰なんです。
真にやむをえないときだけにこの
選択される刑だということなんで
すね。
では、どんなときに死刑が選択さ
れるのかということなんですが、
この死刑への選択の基準というのが、この有名な基準があるんです
けれども、これ、永山基準という
のがありまして、
1983年に4人を連続射殺した
事件で、
最高裁が示した死刑選択の基準な
んですけれど、
いくつか項目はあるんですが、例
えば、
殺害の人数であったりとか、
残虐さ、
そして動機や計画性、そして前科。
これらいろんな項目を総合的に判断して、
やむをえない場合にだけ死刑が許


されるというふうに裁判ではなっ
ているんですね。
実際今回の事件ではどうなのか。
検察側の主張では、殺害人数とい
うのは2人なんだと。そして残虐
さ、
遺体には顔や手に粘着テープが巻かれていたり、
平田さんの体は切りつけられたり
しています。
ここでポイントになってくるのが、
この動機とか計画性なんですけれ
ども、実は、
ミナミの通り魔事件というのが去年、
裁判1つ出たのがあるんですが、
2人殺害した通り魔事件で、
その事件は計画性が低いというこ
とで、
死刑ではなく無期懲役の判決が出
ました。
今回のケースでは、実は、
動機とか計画性、
立証があまりされてないんですね。
被告の弁解が正しいのかどうかというところもあるんですけれど、
そもそも殺害するつもりで連れ去
ったのかどうか、
殺害するための計画がどうだった
のかというところが、
ポイントになってはきます。
>>やっぱり住田さん、この動機、計画性は大事なポイントになるん
ですか?

>>そうですけれども、今回の場
合は、
ほとんど本人が真実を語っているかどうかの確証がないので、
これを認められないからといって
悪質であるとか、
悪質でないということは言えない
と思うんですね。
気になるのはその前科なんですけ
れども、前科で処罰するわけでは
ないんですが、
前科で似たような事件をやっていたということになると、死刑の場
合は、
改善するか更生するかっていうことが大事なところで、やはりエス
カレートしていたら今後、また似
たようなことをやるんではないか。
更生の可能性がないというところ
に結び付くからこそ、
死刑になるんですね。
ポイントはやっぱり反省している
かどうか、これも大きなところだ
と思いますね。
>>これは出所後、僅か10か月
だったんですよね。
>>犯行がまさにその検察側の主
張としては徐々にエスカレートし
ているので、更生する可能性が非
常に低いのだというところで、死
刑を求刑しているんですね。
>>足立さん、
これ裁判員も難しい判断迫られて

いると思うんですけど。
>>難しいですよね。しかもこの
人、土下座してるじゃないですか。
ただ、その土下座が僕にはね、計
画的な土下座にしか見えないんで
すよ。
ものすごい計算、彼は非常に頭が
よくて、なんかすべてにおいて、
いいとこで黙秘したりとか、なんか、口に手を当てただけで亡くな
ったとかね、なんかそういう、な

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