んていうのかな、
刑を逃れるために言えるなと思っ
て。
＞＞土下座をしたとて、
２人の命が戻ってくるわけではないですよね。
＞＞ないですよ。裁判員の方って、
そういう視点で見られるんでね、
だから裁判員制度っていうのがい
い意味で機能してくれたらなと思
いますけどね。
＞＞円さん、いかがですか？
＞＞僕はこの、動機とか計画性っ
て言うんだけども、
立証はほとんどされてないという
けど、その、
いたいけな少年を殺すのに動機な
んか、
あるんだろうかって、この、こい
つはただの。
それから、計画性とかあるのかな
と。
もう勢いでね、１人をやってしま
ったんで、それをばれるのが嫌や
っていう、もう本当に行き当たり
ばったりのあれだと思うんですけ
れどもね。
＞＞検察側もそこは、
計画性はここは今回の事件で重視
するべきではないというような話
をしているんですね。
先ほども話しましたように、
その今回のあすの判決のポイント
なんですけれども、これ、今話し
たように、もし仮にすべて殺人が
認められたとしても、
死刑になるかもしれないですし、
無期懲役になるかもしれないですし、有期刑、
懲役何年という形になるかもしれ
ないです。
例えば、２人殺害が認められるの
か、
１人殺害が認められるのかによっ
ても変わるかもしれませんし、一
方で、弁護側が主張するように、
例えば星野君はなんらかの体調不良で亡くなったと。
そして、平田さんに関しては、殺
意がないので、
傷害致死にとどまるというような
判断、
つまり殺人罪が成立しないという
判断になれば、こちらのほう、
懲役何年という形で、
死刑や無期は絶対にありえない刑なので。
＞＞ただこれ、
弁護側の主張の中でね、
心神耗弱っていうことをいってま
すよね。
これはちょっと、住田さんお伺い
したいんですけど、こんなね、
わが子を殺された家族の側からす
ればですよ、命、殺してないとい
う主張であったとしても、
生きて帰ってこなかった親の心情からすれば、覚えてないとかね、
気が付いたらとか言われることで、
住田さん、これ、
心神耗弱状態なんて認められるん
ですか？
＞＞心神耗弱っていうのは、その
人が、そういう意味では病気のた
めに、
自分ではどうしようもないことからやったんで刑事責任を問わない
というだけなので、責任、例えば、
統合失調症の場合に無罪になることもありますが、今回の場合、自
閉症、
アスペルガーなので、
逆にアスペルガーでパニック症状
になったとしてもその前後の状況
を見たらそれなりに合理的なこと
をやっている。そして弁解をしっ
かりとしている。
逆にね。
あの弁解は非常に不思議な弁解な
んですけれども、そんなことで死
ぬわけないんですけれども、首を
押さえた程度ではね。
そういうようなことをやってるっ
てことは、分かっててやってると
なったら心神耗弱状態というより、
刑事責任能力がなくなるんじゃなくて逆にある方向にすら見えてし
まう話なので、
罪の重さとは別にこういう主張をせざるをえないことは分かります
けど、アスペルガーだから心神耗
弱ということは断定できないです。
ですから、影響していない可能性
も大いにあると思います。
＞＞今回、
ただ、一方で、
直接的な証拠がないというところ、
非常にありまして、そこをあす、
裁判員たちがどう判断するかとい