大体が おやじが出るんです。まず おやじとの戦いから。
今 ないですもんね。
今はないですね。
どうやってたんだろうって
もう既に思い出せないですけどね。
逆に 携帯があるってことは
恋愛に対しては→
いつも 臨戦態勢でいなきゃいけない
ってことも言えますよね。
その割には
そこへの欲望がなくなってますもんね。
希薄になってますもんね。 何か 不思議。
さて ここからは ポスト平成未来の話をしていきたいと思います。
2020年に向けて 日本は 世界に
何を示そうとしているのか見ていきます。
隈さんたちが設計した 新国立競技場です。
東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとして→
大規模な建て替えが進んでいます。
今 大体 何割ぐらい出来上がってるんですか?
今は 半分以上 いってますからね。
でも まあ 色とかね→
ここのとこの木は 何色にしようとか
全部決めたから→
僕 気分的には かなりね 楽になってる。
かなり出来てます 早いですよ。仕事で たまに通るんですけどもね→
「あれ? もう こんなに出来てるのか」と
思いますね。
こちらが 完成のイメージですが→
隈さん 今回の設計の最大の特徴は何でしょうか?
やっぱりね この規模の建物に→
木を こんなに たくさん使ってるっていうのは…。
ここにも 木が見えるでしょう?
例がないと思うので→
まあ 木で こんなでかいもの
できちゃうんだぞってことを→
見せられたらいいなと
思ったんですよね。
それは ひいては
2020年以降の世界っていうのは→
コンクリートの時代から
木の時代になるってことを→
世界に発信できたら
いいんじゃないかなと思ったんですね。
最初はね 木は やっぱり
どっか 木の産地から→
パ~ッと取り寄せればいいと思ったけど
でも どこが産地かなって。
実は
意外に 日本って いろいろあるしね→
じゃあ もう 全部
47都道府県の木 全部が参加するって…→
何か 参加することに意義があるみたいな
感じで いいかなと思ったわけで。
でも 一番目立つ こういうゲートには→
被災地の木が使えたらなと思って→
東北のと熊本の木を使ってるんですよね。
ここは 日本中の巨大重機が集まってきたらしいですよ。
そう。 このね
あの真ん中に立ってるクレーンがね→
日本に何台しかないっていうね。
ものすごい でかい。
でかい。 そうなんですよ。
だから マニアな人はこのクレーンを見るだけでも意味がある。
重機マニア 写真撮ってるんですよ。
やっぱり この場所って上から見ても分かるように→
明治神宮の森とか新宿御苑って
東京で 一番 森がいっぱいある所だから→
その森に うまく調和するためには→
設計の最初に一番考えたのはどこまで低くできるかって。
普通は 何か やっぱり→
20世紀は どこまで高くできるかみたいな時代じゃないですか。
高く大きくっていうのが
時代の目標だったけど→
僕は 今の時代って
どこまで低く小さくっていうのが→
時代の目標の時代だと思うから
低く低くって言ってね。
元の国立競技場の
60メーターあった照明灯の一番高い所→
全部49メーター以下にしたんですよ。
ああ そうなんですか。
だから 前より低くなんていうのは
やっぱり 今の時代だからこそ→
みんな考えることなんですよね。
高さじゃないんだ。
本谷さんは 今度の2020年の
オリンピック・パラリンピックは→
どんな大会になってほしいと思いますか?
どんなだろうな?
何か やっぱり 親密になることが
目的かなと思うんですよね 世界の方と。
だから 何か いい面ばっかり
見せてくる人のこと 信頼できないから→
何か こう ダメな部分とか
愛着があるような部分も見せて→
で 親しみ持ってもらいたいなと思う。
何か だから あんまり→
いい面ばっかり
いい格好ばっかりしない方が→
いいのかなと思いますね。