金メダリストとりましたけど、
そのときの第一声が、三村さんの
シューズのおかげで
勝てましたと言われて。
◆すばらしい!
◆すごいなあ。
一番うれしいですよね。
◆びっくりしましたけどね。
◆げんみたいになってるんじゃないですか、
三村さんのシューズを履くと。
金メダルがとれるみたいな。
◆その明くる年が
銀メダル、
女子が有森裕子。
◆すごいですね。◆2人ともつくったんですか?
◆定年するまでアシックスの社員
として名立たる選手のシューズを
つくり上げてきた三村さん。
現在はニューバランスと業務提携
を行い、新たなシューズをつくっ
ています。
この方も三村さんのシューズにほ
れ込んだ1人。
そう、アテネオリンピックで女子
マラソンの
金メダルに輝いた
野口みずきさん。
三村さんのシューズについて
伺ってみると…。
走っていて、
本当に一部なんじゃないかというくらい、
しっくりきてたので。
三村さんの腕は
間違いないなと。
◆野口さんが
金メダルをとったゴール直後、
こんなポーズをとって
話題になったのを皆さん、
覚えていますか?
シューズにありがとうという気持
ちと、
三村さんに対しても
ありがとうという気持ちを表現したかったんですけど。
◆絶大な信頼を置かれている三村
さんのシューズ。
中でも
一番重要なのが、
選手の足を計測する作業。
実際どのように行っているのか、
鰻が体験。
◆こっちから上がってですね、
右足と左足を
こうのせてください。
◆紙の上に?
◆行きます。
ちょっと恥ずかしいですね、
何か。
◆大丈夫ですよ。
◆この上に…。
踏みますよ。
僕の足、どうですか?
今まで、言うたら
何万人もの足を見てきたんじゃないですか。
◆ちょっと爪先のほうが
ここら辺が幅が広いような感じ。
◆幅が広い?
足的には
どうですか?
いい足ですか。
◆そんなにいい足とは思わんけど。
めちゃくちゃ悪いことはないですよ。
◆鉛筆で足の形を
丁寧に写し、
幅や厚みまで
細かくはかっていきます。
◆何してるんですか、今。
◆足の長さはこうはかるんですよ。
◆これでちゃんとしたセンチが出
るんですね。
◆そうそうそう。
25しかないんですよ。
◆25やったんですか、僕。
◆だけど、
幅が広いからね、足の幅が広いか
ら、
26.5の幅広タイプ。
普通のやつやったら
27を履かんとあかん。
◆ほんなら、合うてるんですわ。そうですか、
なるほど。
◆これだけでは終わらず、
さらにさまざまな箇所を計測。
◆どっかすごい部分はないですか?
アスリートと
ここ一緒ですわみたいな。
◆いやあ、ないですね。
◆何を見ているんですか?
◆かかと、アーチの高さ。
アーチ高いな。
◆おっ、いいんじゃないですか?