番組の一部に字幕のついていない部分があります。ご了承ください
台風でゆがんだ「橋」で起きた南
海電鉄の脱線事故。
原因となった『橋のいたみ』は、
事故の5年も前から分かっていたというんです。
おととし10月、台風で川が増水
し、
大阪府内の南海本線樽井駅と尾崎
駅の間の橋で
線路がゆがみました。
異常に気付いた普通列車の運転士は、
橋の手前でブレーキをかけたもの
の間に合わず、
列車は脱線、5人がけがをしまし
た。
きょう、国の運輸安全委員会はこ
の事故の原因について、
川の水が橋脚を浸食するのを防い
でいる部分に
損傷があったため、と明らかにし
ました。
担当者によりますと、
「列車が橋から転落して、
大惨事になる可能性もあった」と
いうことです。
南海電鉄は事故が起きる5年前に
損傷があることを把握していましたが、
橋の強度には問題ないと補強工事
を先送りにしていたといいます。
事故のあと、橋脚は新たに作り直
されています。
この南海の脱線事故なんですが、
2017年の10月に起きました。
5人の方がけがをされたんです。
この橋なんですが、
1918年、
大正7年に完成しました。
2008年ごろから川の流れが変
わったことで、
傾いた橋脚付近に
流れが集中した。
へこんだここのところに、
流れが集中したことによって、
ちょっと変わっていったんですね。
2012年には、
事故の5年前には近隣住民から、
損傷がありますよというふうに
連絡はあったそうです。
それを受けて南海は、
何回か検査を行ったんですが、
全て問題なしと判定していた。
何回は検査や補修の時期は不十分
だったとしていましたが、
場合によっては防げたかもしれな
いし、
もしかしたら、
もっと重大な事故が起きたかもしれない。
よく運転士が気づいたなと。
検査をして問題なしと判定したと。
どんな検査をしたんですかと。
これで間違いなく強度は大丈夫だったというデータがあるかどうか。
結果として2014年には、
このようになっていたということですから、
問題なしとなぜ言えたかわからな
いですね。
一企業はコスト優先、
利益優先になるんですね、
インフラだったり、命にかかわる
ので、
企業もしっかりしないといけない
と思います。
続いては「オフレコ」です。
バブル期に生まれた、あるニュータウンですが、今は空き家が目立
つなど、人口流出に悩んでいます。
背景には、悲しい歴史がありまし
た。
大阪北部の、とある山道。
「うわうわうわ、けっこう上りま
すよ。まだまだ行きますよ。」
その曲がりくねった道を抜けた先
に現れたのは、桃源郷?
「けっこう土地が余っている」「
子ども2人か?」
「うん」
ではなく、限・界・ニュータウンバブルの時代、
幸せの象徴だった街が、平成の世
を経て、
なぜ、「北摂のマチュピチュ」と
まで
揶揄されるようになったのか!?
私たちが目指すニュータウンは、
大阪府茨木市の中心部から20キ
ロ離れた場所にありました。
「え?なんですかこれ。通れます
?通れますか?
すごい狭い。うわうわうわ、大丈
夫ですか?左側大丈夫です。通れ
ました?通れました?こっち行く
んだ。」
入り口にはまるで車の侵入を拒む