すごく入りやすい。
♪♪～（シンセサイザー）
♪♪～「きみじゃない悪いのは自分の」
♪♪～「激しさをかくせない
ぼくのほうさ」
ここで…。
♪♪～（シンセサイザー）
（蔦谷）「Ｌａｄｙ きみは」
急に変わるんですよ。
（大倉）いいな！ なんか。
（蔦谷）ここで転調する前は多分 彼女と別れ話をしてる。
道路脇のビラだったり
こう 情景…。
多分 もう終電が終わる頃→
「言葉にできず凍えたままで人前ではやさしく生きていた」と。
つまり すごく
不器用な人なんだけど→
「しわよせで こんなふうに雑に」
って事は→
彼女には ちょっと
当たっちゃったりしてたんですよ。
彼女の前だけで
正直になれる人だったと。
「みんなが急いで」って事は
終電で みんなが帰る頃→
駅の近くで彼女を
雑に抱き締めてると→
雨が降ってる中。 でも→
「きみじゃない悪いのは自分の激しさをかくせない ぼく」。
つまり 人の前では 本当
穏やかにしてるんだけど→
彼女には こう
怒っちゃったりするんですよ。
（丸山）身内にね。
ちょっと 追っかけてほしいんだ彼女も。
（山崎）ああ なるほどね！
（蔦谷）いい曲だと思うんですけど。
大江千里 『Ｒａｉｎ』[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
「Ｌａｄｙ きみは雨にけむるすいた駅を少し走った」って事は→
彼女 もう逃げて
帰っちゃってますよ。
（山崎）帰っちゃった？
（蔦谷）そう。
カメラが カット割りが
変わるんですよ ここで。
そこで…。
♪♪～「Ｌａｄｙ 君は雨にけむる」
転調するんですよ。
ここで場面が変わりましたよと。
♪♪～「すいた駅を少し走った」
「少し走った」って事は ちょっと追っかけてほしいんだ 彼女も。
（山崎）ああ なるほどね！
♪♪～（シンセサイザー）（蔦谷）また転調してる！
「どしゃぶりでもかまわない」と。
♪♪～「ずぶぬれでもかまわないとしぶきあげるきみが消えて…」
それまでの… なんて言うのかな？
自分の焦りを表現するかのように→
１６分音符を
ババババ… っと並べるんですよ。
メロディーが
すごく細かくなって。
これも さっき
ヒャダインが言ったように→
ナインスから始まるんですけど。
♪♪～「ララララララ ラララララーララ」
ずっとテンションで続いて
それで緊張感を出すんですね。
多分 本当は別れたくないけど
素直に言えない→
自分の気持ちだったりを
じわーっと出してる。
彼女が少し走って
多分 自分も→
追っかけてるんでしょう
っていうのを→
このテンポのいいメロディーで
出してるんですけど→
このメロディーと歌詞
両方がいいっていうのが…。
（山崎）へえー！
（蔦谷）状況の変化に合わせた→
歌詞の変化に合わせた
このメロディーの動き。
これが見事な絡みを
見せているというか。
めちゃくちゃいい曲で
丸とカラオケ行って→
めっちゃ歌ってる。
（丸山）だから… 村上君の中では→
秦さんの曲でしょ？
（村上）うん。
僕の中では村上君の…。
（一同 笑い）
（村上）ごめん ごめん…！
（丸山）全然 全然…。 いい曲やし→
情緒もあって 歌ってるから…。
（一同 笑い）
（蔦谷）ある ある！
情緒 ある ある ある！
（丸山）ちゃんと曲の良さは