たんですよ。
◆えっ！
そうなん。
◆でももうほぼ好きなものを食べ
てはいるんですけど。
◆もう体ができ上がっているから、
そんなに太らなくなっちゃったんですよね。
大満足なんでしょう、結婚すると
きには。
シュッとしてたでしょう。
◆まあ、そこまでではないかもし
れないですけど。
◆１２キロ落ちたら、人間変わる
よ。
◆そうですよね。
◆変わるよそんなん。
◆徹底した食事管理により、
わずか半年でご主人の体重を
１２キロも落とすことに成功。
当時のことをご主人に電話して
聞いてみることにしました。
◆聞いてたら、食事制限というか、
写真も全部送らされて、
これ食べ過ぎやとか。
◆そんなことまで聞きましたけど…。
◆そんなことまで聞きましたけど。◆太っている人がタイプじゃない
って最初に言われたんで。◆やっぱりそうや。
◆ちょっちょっ。
◆あなた、そうでしょう。
この奥様は、太ってるのが嫌やか
らと言って、
自分の好みにご主人を、変えてし
まったんですよ。
そうでしょう。
ところが、
それが健康がどうのこうのって
うまいこと言って。◆もちろん、そうなんです。
◆ご主人にしたら、はっきり言っ
て、
十何キロ落とすって大変ですけど、
もうしんどくなかったですか。◆しんどかった。
ふらふらやった。
◆ねえ。
◆食べてなくて、
仕事でも…。◆そんなときでも、やっぱり、
奥様の言われたとおり、やっぱり
奥さんを手に入れるためには、
それ努力しないといけないという
気持ちはあったんですか。
◆そうですね。
正直、もう
勝負やなと思ってました。
◆あなた、相当きついね。
◆きつくないです…。
◆笑いながら、
私きつくないですと言ってるけど、相当やっていることきついよ。
◆ドＭなんですよ。
◆ご主人がドＭ？
◆そうなんです。
◆ご主人、ドＭなんですか。
うわ～、言いながら、
喜んでいたタイプ？
◆ドＭじゃないです。
おとなしく従っておこうみたいな。◆なるほどね。
どうですか、結婚してみて。ご自分で。
◆ご主人、
あなたは間違いなくドＭです。ありがとうございました。
お忙しいところ。
すいません。
失礼いたします。
どうも。
あなた、あれですね、
にこにこやってるけど、
ほんまは、えげつない大阪のおば
はん違うの？
◆違います。
◆違いますか。
じゃあ、ご主人にもよろしくお伝
えください。
そしてこれからも頑張ってすてき
な家族、家庭を築いてください。
猫ちゃんを含めてね。
ありがとうございました。
◆ありがとうございます。
◆雑貨もご主人も自分の好みにつくり上げる
Ｓっ気たっぷりの奥様
どМなご主人との幸せな人生も
見事につくり上げるのです。
◆奥さんが猫が好きで、
そこからじゃあ、
うち判こ屋やから、
猫の判こ出そうかみたいな感じで、
その「ねこずかん」が思わぬヒットをしてくれて
Ｖ字回復になりました。
◆結婚してなければ、これが出て
ないので。
◆そうですね。
◆今、聞こえました？
私と結婚してなかったら、猫もい
ないし、