つまり声を聞いていても そんなに→
ドキドキしたりしてないわけですね。
ところが…
手に汗をかいている状態が
続いているということになります。
実はですね
それを体感して頂けるように…
ぜひ 清水ミチコさんに

受話器 取って頂きたいなと。
ああ はい。
せっかくですから。
どうして3人の中から
みっちゃんが選ばれたかというと→
一番だまされ…。
失礼な。(笑い)
もしもし。
はい… あっ お疲れさまです。
もう20秒も話してる。
えぇ~。
(笑い)


(山根)えぇ~っ!
わ~ そりゃ
すてきですね。初めてです。
思い切って 切って下さい。 思い切って。
切れな… 切れない…。
(笑い)
今度は スピーカーバージョンで…。今度は それを切って頂いて。
今度は スピーカーで。
[TEL](池田)ミチコさん 池田です。→
実は 初めて見た時から→
ミチコさんの… いや…→
みっちゃんのファンなんだ。
(笑い)
(笑い)
冷静になってる。
はぁ~ やっぱ全然違いますね。
全然違いました?
耳元効果 すごいですか?
そうですね。
これこそ 本日最大のポイント。
耳元とスピーカーで どうしてこんなに…
先ほどの北川さんの専門は 「錯覚」。
人間が生まれ持った脳の仕組みです。
北川先生が注目したのは
聴覚に関する錯覚です。
今回の実験のきっかけとなったのは
北川先生が以前行った とある研究。
まず ある人が自己紹介をする音声を
耳元で話した状態と→
遠くで話した状態とで録音します。

それらを合計24名の人が聞き比べ→
どちらの音声に より好意を抱いたかを
選んでもらいました。
すると なぜか耳元の音声を
選びやすいことが分かったんです。
論より証拠! せっかくなので→
皆さんにも 清水さんたちと同じ体験をして頂きましょう。
今から同じ音声を繰り返し流します。
テレビから離れて聞いた時と→
耳元で聞いた時の差を
感じてみて下さい!
最初は そのまま離れた位置で。
(男性)もしもし。 今日はありがとう。→
また会いたいな。 大好きだよ。
はい! 今度はぜひテレビのスピーカーに耳を当ててお聞き下さい。
耳元用に音を小さくしますので
できるだけ近くにお願いします。
(小声で)
いいですか? いきますよ。
(男性)
もしもし。 今日はありがとう。→
また会いたいな。 大好きだよ。
(小声で)はい 離れて下さ~い。
続いて 女性の声でも
やってみましょう。
まずは 離れた所から聞いて下さい。
(女性)もしもし。 今日はありがとう。→
また会いたいな。 大好きだよ。
今度は 耳元で。
(小声で)いきますよ。

(女性)もしもし。 今日はありがとう。→
また会いたいな。 大好きだよ。
(小声で)はい 離れて下さ~い。
ふふふ 皆さん いかがでしたか~?
耳元の音に感情が動かされる この錯覚がオレオレ詐欺で悪用されているんです!
ささやくのが いいんだね…。→
耳元で愛をささやくのが 効果がある。
人は それぞれパーソナルスペース
というのを持ってると言われてます。
自分の個人的な空間ですね。
そこに誰か人が入ってくるとちょっと嫌な気分になったり→
ちょっとドキドキしたりっていうふうに
なるわけです。
ところが…
(北川)いい面としては もちろん近くで声がするということで→
その人は その声に親しみを感じる
という錯覚が起こるわけですね。→
それによって もしかしたら
声… ここで出る指示っていうのは→
それは無視しちゃいけない