2019/09/12(木) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


渋滞する国道17号を避けて
熊谷バイパスまで
出ることができる
抜け道になっている。
事故が起きた時間に現場へ行くと…。
≫あの日、犯人も
自宅に帰るために
この道路を
走っていたのだろうか?
きっと、息子の無念を


晴らしてくれる。
そう信じ、警察の捜査に
期待していた代里子さん。
しかし去年、その期待と信頼を
裏切る出来事が。
今年4月、代里子さんは

交通事故鑑定人に事故の調査を依頼する。
そう決断したのは
ある出来事がきっかけだった。
孝徳君は、事故に遭ったとき
代里子さんが誕生日にプレゼントした
お気に入りの腕時計をしていた。
しかし…。
≫去年10月、警察から
証拠品として保管していた孝徳君の腕時計を
紛失してしまったとの報告が。
その事実を知った代里子さんは…。
≫すぐに腕時計以外の証拠品を
警察に返却してもらい
元宮城県警の白バイ隊員で
交通事故鑑定人の
佐々木尋貴氏に
調査してもらうことに。
すると、警察の説明に
いくつかの疑問点が。
事故当時、母親の代里子さんが
警察から聞いた事故の状況は
道路の右側を走っていた孝徳君は
北側から来た車と衝突。
道路上に倒れた孝徳君の頭を

その車がひき
逃げたというものだった。
ところが、証拠品の自転車を鑑定した佐々木氏は…。
≫佐々木氏が、まず注目したのは
孝徳君が乗っていた自転車。
≫佐々木氏によると
自転車と車が正面衝突した場合
ハンドルやタイヤが
かなり破損しているはず。
ほぼ原形をとどめていることは
あり得ないという。
≫孝徳君は
自転車に乗っていたときにはねられたのではなく
押しているときに
事故に遭ったのではないか。
佐々木氏は、そうみていた。
更に…。
今回、佐々木氏が
孝徳君の衣服を赤外線カメラで調べたところ
黒い線のような跡が
見つかったという。
≫そこで、佐々木氏は
衣服に残された傷がどうやったらつくのか
何度も実証実験を行った。
すると…。
≫この2つの点から
佐々木氏は
事故には2台が関わっている
可能性があると判断したのだ。
≫佐々木氏の鑑定によると

孝徳君は自転車を押して道路を横断しようとしていた。
そのとき
南側から来た車にはねられ
衝撃で自転車は
反対車線まで飛ばされた。
その直後、北側から来た別の車が
倒れていた自転車を避けようとして
孝徳君を
ひいたのではないかというのだ。
今年4月、佐々木氏は
この鑑定結果を警察に提出したが
可能性の1つとして
参考にするという回答だった。
果たして、適正な捜査は
行われてきたのだろうか?
取材を続けると
事故直前に不審な車を見たという新たな目撃情報が。
現場の目の前に住む女性は
事故直後ある音を聞いたという。
それは…。
≫当時、警察から事故のことは聞かれなかったため
話すのは
今回が初めてだという。
女性が
急ブレーキの音を聞いた直後
2階の窓からのぞくと
カーブの手前で停車している不審な車が。
≫10年も前のことで
車の形や色までははっきり覚えていないという。
この目撃情報を