2019/11/20(水) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


ないという。
≫倒れたネギが
新たに生えるネギの邪魔になるため
早く取り除かなくては
ならないのだ。
こうした被災農家を
支援している人がいる。
高橋栄治さん、45歳。
≫高橋さんが運営するインターネットサイト
その名も、タダヤサイ。
登録すれば、市場には出せない規格外の野菜や果物が
抽選で当たるのだ。
当選者が負担するのは送料のみ。
≫被災野菜を

無料で届けることで
そのおいしさを
知ってもらおうというわけだ。
≫いよいよ
プレゼントの募集開始。
ところが、思わぬ事態が。


≫野菜の生産が盛んな
埼玉県本庄市で生まれ育った
高橋さん。
農作物の廃棄を減らすため
7年前に、抽選サイトタダヤサイを始めた。
≫今回は、台風で倒れ
市場に出すことができない
青ネギを無料でプレゼントする。
青ネギは鮮度が落ちるのが早いため
いつもは抽選のところ
今回は先着10人にした。
≫プレゼントの募集を開始。
すると…。
≫募集から3分後
思わぬ事態が起きていた。
≫先着10人のはずが
なんと25人に。
いつもとは違う設定にしたため
手違いがあったようだ。
≫結局、被災ネギを
25人に届けることに。
≫とはいえ
農家の協力が欠かせない。
≫農家の厚意で、被災ネギを
追加することができた。
これも信頼関係があればこそ。
実は、タダヤサイでは状態のいい野菜も
割引価格で販売している。
農家の継続的な支援こそがタダヤサイの本当の狙いなのだ。
台風直後、ネギは

見るも無残な状態であったが…。
≫ところ変わって、熊本県。
ここにも、規格外の野菜を買い取る人がいる。
≫坂口龍也さん、32歳。
この日は、サツマイモを生産する農家に足を運んだ。
≫小さすぎる
規格外のサツマイモを
買い取るという。
≫実は坂口さんも規格外の農作物を
無料でプレゼントする
抽選サイト、フリフルを
運営している。
≫そのままであれば廃棄される運命にあった
規格外のサツマイモだが…。
≫子どもたちが食べるにはちょうどいい大きさだという。
≫もともと野菜の卸売りを
していた坂口さんは
3年前に
このサービスを始めた。
≫坂口さんは
規格外の農作物を買い取って
直接販売もしている。
≫この日の舞台はなんとレンタルビデオ店だ。
毎回、完売になるほど好評。
その秘密は…。
≫タマネギが1袋80円。
ピーマンも1袋80円。
ニンジンやレンコンに至っては
1袋50円と激安。
出血大サービスが実現できるのは

レンタルビデオ店から受け取る出店料があればこそ。
≫この日、坂口さんのもとに
規格外の果物が届いた。
≫実は今、熊本県をはじめ
全国の契約農家から規格外の果物が
次々と届いている。
そのきっかけは…。
≫農家を支援する地道な活動が
ここにきて
台風の被災地を
支援する活動として
実を結んだのだ。
≫その後、規格外のミカンは台風の被災地に無事届けられた。
台風19号の影響で
およそ16億円もの農作物の被害が出た、長野県。
≫農家の男性は
市場に出せないリンゴを前に
無念の表情を浮かべていた。
そこに救いの手が。
被災リンゴを30kgも