2020/03/01(日) 02:07〜03:05 NHKスペシャル選 ホットスポット 最後の楽園(2)「ブラジル・セラード」[SS][字]


あまりにも 雄大すぎて。
ブラジルの中央に広がる

広大な草原地帯は→
セラードと呼ばれています。
その面積は 200万[外:2C381A0EAB014487D50F6F8BAE8F0B71]。
なんと 日本の5倍の広さの
大草原地帯です。
セラードとは ポルトガル語で
「閉ざされた」という意味。
極端に乾燥した気候で
生き物を寄せつけない→
不毛の大地と考えられてきました。
4月から9月までの半年間は全く雨が降らないため→
大きな木も育ちません。
しかし 近年 セラードは独自の生態系がある場所として→
世界的に注目されています。
そのシンボルともいうべき存在が無数のアリ塚なのです。
<初めに出会った生き物も また
実に奇妙なやつだった>
すごい形!


<よろいをまとった姿が印象的なアルマジロだ>
ごめんね ビックリさせてね。
ごめん ごめん。
あっ 硬い! 硬いな。
ごめん ごめん。 温かいですね。
温かいです。
体温が かなり温かいですね。
<甲羅は 体の毛が
変化したものだという。→
外敵から 身を守るために
進化したものらしい。→
アルマジロは 南米で 独自の進化を
遂げた ユニークな哺乳類だ。→
食べているのは シロアリ。→
大きな爪で アリ塚の周りを掘り見つけ出す>
<アルマジロは 警戒心が強く
身の危険を感じると→
すぐに 地面に穴を掘って
身を隠す>
<アリ塚は 鳥にとっても
大切な生活場所となっている。→
昼間 活動する アナホリフクロウが
アリ塚の上に止まっている>
<写真を撮る僕を
じっと見つめている>
<少し近づくと アリ塚の下にある
ねぐらに 飛んでいった>
あ いた いた いた。
フクロウが 中に入っていってる。
<アルマジロが掘った穴を

ちゃっかり 利用しているのだ>
すごい目で 見てますよ!
すごい見てますよ。
<アリ塚は 狩りの見張り台
としても もってこいだ>
<アナホリフクロウは
塚を中心に 暮らしているのだ>
<こちらには
直径10cmほどの穴が開いている。→
コンクリートのような硬い壁に
誰が 穴を開けたのだろうか?>
<これは アリツカゲラ。→
セラードに暮らす キツツキの仲間だ>
<中から
奇妙な声が聞こえてくる。→
ヒナたちだ>
<大きな木がないセラードでは塚は 貴重な子育ての場所>
<アリ塚は
他の生き物たちにとって→
大切な
よりどころとなっているのだ>
<現れたのは 何とも奇妙な姿の
大きな動物。→
オオアリクイだ。
頭から しっぽまで およそ2m。→
アルマジロと同じ
南米で独自に進化した哺乳類だ>
<細長い顔。
先端にある口は小さく 歯がない>
<歩き方も独特だ。

なんと 拳を使って歩くのだ>
<10cm以上にもなる大きな爪。→
どうやらその爪を守るためらしい。→
そして 体と同じくらいある
大きなしっぽ。→
何から何まで
規格外の奇妙な生き物だ。→
オオアリクイの主食は その名のとおり
アリやシロアリ。→
一日に およそ3万匹もの
シロアリを食べる。→
しかし どこにいるかは
外からでは分からない。→
そこで 威力を発揮するのが
人間の40倍という鋭い嗅覚だ>
<一方 視力は弱く
近くまで来ないと見えないという>
<居場所を突き止めると
大きな爪で 硬いアリ塚を壊す>
<そして 開いた穴に