2020/04/04(土) 13:50〜14:50 NHKスペシャル「激震 コロナショック〜経済危機は回避できるか〜」[字][再]


実は こういった産業群って 今→
日本の雇用の中心を支えていて
要は中小企業や非正規ですよね。
大体8割なんですよ 雇用の。

この8割の人たちが→
働いている場所が まさに
コロナショックを→
直撃を受けているわけで ですから
今回の方が ある意味では→
日本の経済社会全体でいうと


幅広く→
大きなダメージが起きていると
思った方がいいと思ってます。
地域を直撃していると。
まさに地域経済 そこで→
本当に コツコツと地に足をつけて
働いている人たちの→
生活がうまくいかなくなっている
ということだと思います。
木内さん 今 この事態を→
リーマン級であるですとかあるいは 大恐慌以来の→
不況になるんじゃないかという
表現も出てきています。
木内さんは 分析者の立場から
どういうふうに→
この危機 ご覧になっていますか。
日本経済の影響は→
少なくとも 短期的には
リーマン並み あるいは→
それ以上ということになったと
思います。 1月の下旬辺りに→
コロナウイルスの問題
もしかしたら日本経済に→
かなり大きな影響が
あるんじゃないかと。
そう考え始めて
わずか2か月の間に→
すごい めまぐるしく
状況が変わりまして。
当初は インバウンド需要が落ちる

あるいは中国の経済が落ちる→
あるいは サプライチェーンの
問題が起こると。
そこから さらに
国内での消費 イベント自粛。
特に国内のサービス業
中小企業への影響が→
非常に大きくなっている。
ところが今起こっているのは→
欧米の経済が これも見たことが
ないぐらいのペースで→
急激に
特に4~6月期 悪化するので→
そうしますと
日本のグローバル企業も→
むしろ これから すごい影響を
受けてくるということに→
なると思います。
注意しなくちゃいけないのは→
今でもリーマンショック並み
なんですけども→
リーマンショックのように
本格的な金融危機が→
起こってしまいますと もう一段
経済は悪くなってしまいますので。
それをなんとか抑える必要が
あるなと思います。
これからだという ちょっと
心配な声がありましたが→
この新型ウイルスで

風景が一変したのはアメリカです。
株価は史上最高値→
絶好調だったはずのアメリカ経済が→
今 凍りつこうとしているんです。
まずアメリカの経済規模というのは→
とにかく大きいんですね。
世界全体のGDPの およそ4分の1にあたる20兆ドル。
そのアメリカのGDPの
実に7割が→
個人消費によって
支えられているんです。
この新型コロナウイルスが
猛威をふるう中→
この巨大な個人消費が
今 消えようとしているんです。
新型コロナウイルスの
急激な感染拡大が続く アメリカ。
死者も急増しています。
今 全米各地で感染拡大を防ぐために→
外出制限や営業停止などの
厳しい措置がとられています。
そのことが 世界をけん引してきた
アメリカ経済に→
深刻なダメージを
与え始めています。
教育サービスや
ヘルスケア産業が盛んな→
フロリダ州のゲインズビル市。
ここでも 地域経済へのダメージを覚悟のうえで→
飲食店の営業や集会などに→