2020/04/04(土) 13:50〜14:50 NHKスペシャル「激震 コロナショック〜経済危機は回避できるか〜」[字][再]


厳しい制限をかけざるを得ませんでした。
ダンスインストラクターとして
働いていた この男性。
3月中旬から仕事を休み
家から出ない暮らしをしています。
水や食料など

生活に必要最小限のもの以外は→
買い物も控えています。
制約の多い生活がいつまで続くのか。
先行きの見えない不安を
募らせています。
感染拡大を防ぐ
厳しい措置によって→
真っ先に打撃を受けたのが
外食産業でした。
このカフェでは
机と机の距離を離し→
飛沫感染を防ぐ工夫をしています。
タッチパネルも 触るたびに必ず消毒をしています。
それでも売り上げは およそ85%
落ち込んだといいます。
市民生活や経済活動が
著しく制限される中→
今週 アメリカで
驚くべきデータが発表されました。
1週間の
失業保険の申請件数が→
前の週の10倍 328万件に急増。
過去最悪となったのです。
このコロナショックによる


経済への影響は→
どこまで広がるのか。
ニューヨークと→
中継がつながっています。
野口さん。
はい ニューヨークです。
私の後ろに見えていますのはニューヨークのシンボルの1つ→
エンパイアステートビルです。
今 こちらは→
土曜日朝8時を回ったところです。
その下に 主要な道路の1つが→
今 見られるんですが
ご覧のように→
人影も車も ほとんどありません。
もちろん 土曜日の朝だからということなんですけれども→
今週は マンハッタン
ずっと こんな感じでした。
ロックダウンともいわれる→
外出の制限や店舗の営業停止から1週間。
私にとっては1か月くらい
たったような気さえします。
今週 マンハッタンから
人が消えました。
中心部 タイムズスクエアも
すっかり閑散となり→
車のクラクションも
聞こえなくなりました。
5番街も 人通りはまばらでして→
有名ブランドなどのお店も休業です。
まるで 一つの大きな映画の

セットのように感じました。
お金を使う人も
お金を落とす場所も→
なくなりました。
ニューヨーク州は人口1,900万人です。
先ほど アメリカのGDPは
20兆ドルとありましたが→
この地域の域内総生産は
そのうち 1.7兆ドルあります。
ここから 単純に
365で割ってみますと→
1日あたりの経済的損失は
46億ドル。
実に 5,000億円にも上るわけです。
もちろん すべての経済活動が→
ストップしているわけでは
ありませんが その額は膨大です。
今のところ
こうした外出制限の措置は→
来月19日までとされています。
しかし ニューヨークの感染者は→
日々 急速に増えていまして
ピークは まだ この先。
人けがなくなってくることで
今後は 治安の悪化にも→
つながると心配されています。
そう考えますと 経済的な損失は→
数字以上にも思えてきます。
まさに ニューヨークが凍えている様子を→
ご覧いただいたんですけれども。

新浪さん 日本経済のずうたいの4倍があるアメリカの消費が→
消えてしまう現象。
どう そのインパクトを受け止めたらいいんですか?
まず 消えてしまっているように
見えるんですけども→
1つだけ
いいポイントがございまして→
巣ごもり需要が すごくあって→
アマゾンさんのようにeコマースの需要が→
ものすごく増えているんですね。