というか、申し上げたんですが
大丈夫よ!!と。
感謝をしております。
華丸≫いたんですね、モデルが。
室井≫うちの裏が浜でして
魚の行商をされている
もう今はいらっしゃらないと思うんですけど、おばあちゃんで
赤銅色の顔ですごく怖いんです。
私一人っ子でわがままだったので泣き叫んでいると
どこからでもその声を聞きつけて
飛んできて
だまらっしゃい、みたいに怒るん
です。
それが恐ろしくて
魚のにおいが、しみついて
いらっしゃるので
そばに来ているのが
分かるんですよ。
もういるぞというのが分かるから
ぴたっと。
いまだに忘れられないです
その方の方が。
シナリオをいただいたときにあのおばあちゃんだというふうに
思って。
大吉≫それで金歯も。
室井≫結構金銀、華やかな
お口周りをされていたので
昔は、ちょっと小金がある人は
恐らく金歯を入れて
いらっしゃったと思うんですね。
そんなにお金持ちの役ではないので1本だけ。
近江≫富山ことばも
ちょっと難しそうだなと思いま
した。
大吉≫当時のとなるとまたより一層。
室井≫今の分かりましたか?
聞いていて。
華丸≫全く分からなかったです。
近江≫ちゃべちゃべと、とか
あじゃあじゃとか。
室井≫あじゃあじゃはいいかげんな気持ち。
ちゃべちゃべは、出しゃばって。
ちゃべは分かりますよね。
華丸≫あれは、なんとなく会話で
分かったんですけど最初の。
室井≫じんだはん
というのはおまわりさんのことです。
大吉≫名詞を変えられると
手も足も出ないです。ヒントがないので。
近江≫映画も富山愛にあふれて
いましたが
ふるさとへの愛が深すぎて
こんなお仕事もされています。
黒部峡谷の大自然が楽しめる
トロッコ電車。
秘境を案内するのは
室井さんのアナウンスです。
アナウンスは
リニューアルしながら
富山の顔として11年
室井さんが務めています。
室井≫トロッコ電車
宇奈月温泉駅から出ていまして
本当に楽しいんですよ。
狭いところを、峡谷を
こうやって行って
「インディ・ジョーンズ」みたいな感じで
そのナレーションを11年ほど
やらせていただいています。
華丸≫しかも
リニューアルしながらですね。
室井≫自然相手ですから
いろんなところが変わってきますのでそれをプラスしたり
マイナスしたりみたいなことを
して。
近江≫今乗り行きたいという方も
いると思うんですが
今は冬のお休み期間なんですよね。
室井≫カモシカとか猿とか
出てきたりするんです。
私も年間、親しくなると
皆さんにお見せしたくなるので
3、4回乗っていますかね。
そうすると
室井さんだとか言ってくださって
皆さん猿の写真を撮りながら
私の写真にだんだん変わってくるんです。
<笑い声>
大吉≫
被写体として逃すわけにはいか
ないですからね。
室井さんがやられる前は
アナウンスはなかったんですか。
室井≫ちゃんとしたアナウンサー
の方がきちんとしたアクセントできちんと
なさっていたんですけれど
もうちょっと親しみのあるという
か、くだけた感じにならないかと
分かりやすさを求められたので
私がやらせていただくことになり