その差は一目瞭然です。
例年およそ１６０万人が
押し寄せた年末の風物詩。
アメ横を支えた
高齢者、外国人が減り
更に減った客層もあります。
≫北の玄関口でもある上野。
埼玉県の往来自粛要請で
トリプルパンチにあえいでいました。
≫ただ、アメ横は知恵を絞り
この師走を乗り切ろうとしています。
柳下≫商店街の入り口の前には
このように看板が設置されていたり
アルコールが設置されていたりと
感染症対策が十分にとられています。
≫入り口には
足踏み式の消毒液を設置。
売り上げが
４割ほど減ったという鮮魚店。
１２月は書き入れ時です。
≫今年は売り方も変えていました。
≫売り上げの７割が
電話注文になり
配送で商品を届けていました。
外出をためらう高齢者もこれなら正月気分を味わえます。
≫インターネットでの販売も
好評です。
≫更にアメ横名物たたき売りも
年末を迎え、加速しています。
≫中トロもアメ横にかかれば
８割引きです。
≫たたき売りといえば
アメ横名物のチョコレートです。
≫いらっしゃい、いらっしゃい
いらっしゃい！
もう３つ、おまけ！
年末なんで余計に入れてます！
≫威勢の良さが売り物ですが
こちらも様変わりしていました。
柳下≫人通りが少ないからか
威勢のいい掛け声も年末にしては控えめです。
≫飛沫対策のため
少し控えめなたたき売りです。
変わりゆくアメ横で
変わらないものもあります。
≫これから
孫に会いに行くという男性。
ズワイガニがお土産です。
≫人々は変わらぬ人情で支え合います。
林≫そのアメ横商店街
今、夕方を迎えていますが
柳下アナウンサーが
取材を続けています。
柳下さん、今の人通り
どうでしょうか？
柳下≫夕方になって
少しずつまたお買い物に
出てこられるお客さん
増えてきたんですが
やはりお店の方に
お話を伺いますと
例年の半分ほどのお客さんしか
いないそうで
こんな人の少ないアメ横は
今まで見たことがないと
話していました。
売り上げにも影響が出ていて厳しい状況では
あるんですが
そんな中でも、アメ横らしく
お店の皆さんは
営業を続けています。
今日、取材させていただいた
清水水産の持丸さんにお話を伺います。
よろしくお願いします。
まずは、この年末を控える中で
一番よく売れている商品
というのはどの商品ですか？
持丸≫マグロですね。
柳下≫本当においしそうですね。
ただ、４０００円
少し値が張るかと思うんですが
やっぱりよく売れている。
持丸≫１２月だけは１０００円でやってます。
柳下≫かなりお買い得ですね。
アメ横らしさというところもあるかと思います。
ただ、今のコロナの状況を
持丸さんはどのように見ていますか。
持丸≫本当は
来てほしいんですけども
来ていただいたお客さんには
誠心誠意安くしていきたいですね。
小松≫持丸社長
スタジオの小松と申します。
今日はありがとうございます。
お忙しい中。
やっぱり掛け声のない
年末のにぎわいのない
上野というのは
寂しいですね。
持丸≫本当に寂しいです。