〈渋谷の街を よ～く見ると→
まだ わずかながら 箱型看板を
目にする事ができるので…〉
（池田）まだね たまにあるよね。
〈一昨年 完成したばかりの→
渋谷スクランブルスクエアの
屋上展望台にのぼり→
箱型看板が何を隠しているのか
上から のぞき込む作戦に〉
ここ。 ええっ！？
いやいや いやいや…。
すげえ！
（石原）うう～！ ここ来りゃ…あっ 怖い怖い。
もう 渋谷の街が一望ですね。
いやあ 気持ちいいなあ。
ほら 見て 見て。
（井森）もう 全て東京が見渡せる。
（石原）看板か。
（石原）平面の看板もあるし…→
あっ やっぱり
こうやって 四角い看板もあるね。
（石原）なんか入ってるよ。
あれなんか わかりやすいね。ＴＯＫＹＵ… ＴＯＫＹＵ…？
ＴＯＫＹＵ ＲＥＩ ＨＯＴＥＬの
中にも…。
あれっ？
パイプが いっぱいつながってるけど あれ…。
（石原）なんか… ねえ。
あれが隠れてるんだ箱型看板の中に。
〈かつては ビルの屋上には→
必ずといっていいほどあった貯水タンク〉
〈実は
どんどんなくなっている事を→
ご存じだろうか？〉
〈その理由が…〉
〈上水道の[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
〈かつて 建物ごとに→
設置されていたポンプは→
水圧が弱かったため→
ゆっくり時間をかけながら→
いったん 屋上のタンクに→
水をくみ上げ→
その落差から生まれる水圧を使って→
水道を利用していたが…〉
〈１９９５年から→
増圧ポンプが
どんどん普及〉
〈なんと→
１５階程度までなら→
各階に 勢いが強い水を→
直接運べるようになり→
屋上にタンクを設置する必要が→
なくなったのです〉
〈さらに
増圧ポンプをいくつもつなげる事で→
高層ビルにも対応〉
〈確かに高層ビルの屋上を見ても→
現在 貯水タンクの姿は
見当たらない〉
〈かつて 屋上にあった
懐かしい風景を→
変えていたのは…〉
〈意外にも→
足元で行われていた
大きな技術革新だったのです〉
〈屋上から 東京を一望できて[外:A78D9B65F46654601CE0145622164B47]
〈せっかくなので 今年の抱負を大声でどうぞ！〉
〈続いては こちらの写真〉
〈こちらも 同じく渋谷を写した３５年前の写真〉
〈ここが
現在のどこかというと…〉
さあ というわけで こちらは…。
ちょうど こうやって合わせてみると この角度ですね。
え～ この… 茶色いビルもあるし
白いビルもありますね。
白いビル 半分
手前のビルに隠れてますけどね。
うわ～ 昭和６０年というと→
まだ国鉄だし 都バスも古いし…。へえ～。
〈こちらの写真は→
今から３５年前１９８６年に→
スクランブル交差点から
山手線の線路方面を撮った写真〉
〈現在
ＪＲ渋谷駅と書かれた場所には→
国鉄渋谷駅の文字〉
〈これは 国鉄からＪＲに変わる１年前の写真〉
〈では 良純が注目した→
この写真から消えてしまったものとは…？〉
ああ でも この…→
この時計があったんだあそこの 今…。
あの水色の看板のところは…
この山一證券。
〈良純も記憶にないという
この大きな時計〉
〈こちらは
当時の山一證券が→
設置した時計で→
存在したのは １９８５年からわずか４年半のみ〉
〈なんといっても 気になるのは→