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2018/11/07(水) 15:50〜17:53 ten.【若一調査隊!京都・高雄で歴史散策!神護寺へ】[字]


>>それは現在では否定されてい
ると。
>>ということは、1300年、
宝物がちゃんと維持されてきたと

いう理由はどこにあるんでしょう

>>こういう辛櫃という木製の大きな箱の中に、宝物がしまわれて
いたということで。
>>そういうことですか。
>>すみだいで作られている大き


な箱なんですけれども、この中の
湿度は非常に安定しているという
ことで、
現在ではこちらの辛櫃の効用が大
きかったんではないかと。
>>ということは、これがすごい
んですね、性能が。
>>正倉で守られてきた宝物は9
000件。
その中から毎年秋に選ばれた数十
件が公開されるのが、
奈良国立博物館で開かれている正
倉院展です。
終戦の翌年に始まり、ことしで7
0回目となりました。
今回、注目されているのが、こち
らのきらびやかな鏡です。
>>うわっ、八角鏡ですね。
>>うわー。
>>これは聖武天皇が愛用されて
いたという、
平螺鈿八角鏡。
正倉院宝物らしい国際性を感じさ
せる。
>>どういう意味でですか。
>>銅の成分が唐、中国の鏡の成
分と同じなんです。
赤い色は琥珀なんですが、恐らく
東南アジア、
ミャンマーの辺りのものだと思い

ます。
細かいちりばめた青い色とか、白
い色がありますね。
これはトルコ石なんですけれども、
現在のイランで取れるものなんです。
>>まさに正倉院の宝物の世界性
を象徴する逸品なんですけれども。
>>では、鏡の前面に張られてい
る白いものは、なんなのでしょう
か。
同じく白い装飾が施されているも
のが、こちらにも。
>>もともとがどういう用途の箱なんでしょうか。
>>これは献物箱とわれわれは呼
んでいるんですが、中に自分の大
切な宝物を入れて、
そして仏様に差し上げる献上するための箱なんですね。
>>これ、見事な螺鈿細工ですけ
れども、この螺鈿の素材は?
>>夜光貝です。
その地の部分が、黄色い分や黒い
部分がありますけれども、
これは玳瑁、
ウミガメの甲羅なんですけど。
>>べっこうですよね。
>>べっ甲ですね。それを使って
います。
>>夜光貝って先ほど、おっしゃ
ってましたけど、ヤコウガイって
いうのは、どこで取れるものなん

ですか?
>>大体奄美大島よりも南の海で
しか取れないんです。
>>このきらびやかさを生んだの
は、南の島で取れる貝、ヤコウガ
イや、ウミガメの甲羅といった、
自然の素材だったんです。
そこで、私たち若一調査隊は、
日本でヤコウガイが取れる数少ない場所、
鹿児島県の奄美大島に向かいまし
た。
九州本土からおよそ380キロ。
南の海に浮かぶ奄美大島。
豊かな自然に恵まれ、
独自の文化を作ってきた島です。早速、地元のスーパーに行ってみ
ると。
>>こちらにいろんな海産物が並
んでますが、赤エビとか。
>>おいしそう。
>>伊勢エビが並んでます。
>>大きい。
>>黒木さん、はい。
>>うわー。
ヤコウガイ。
>>ヤコウガイ。
>>スーパーの一角に山積みにな
っていた大きな貝。
これが宝物に使われていたヤコウ
ガイです。
>>どんな方が買われるんでしょ


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