案内していただくのは、貫主の谷
内さんです。
＞＞ここが多宝塔です。
＞＞ここに入れていただけるんで
すか？
春と秋の数日間しか公開されてい
ない多宝塔。
その中にあった秘仏。
その姿とは。
＞＞おー。
すごいでしょ。
これが五大虚空蔵菩薩坐像です。
＞＞壮観ですね。
＞＞壮観です。
＞＞国宝五大虚空蔵菩薩。
増益や助祭などを祈る儀式の本尊
で、
高さはそれぞれ９０センチ余り。
１２００年以上前の平安時代に作られたもので、
このように五体そろっているのは
現存するものでは最古といわれる
非常に貴重なものです。
＞＞特徴的には、
木しんかんしつ像といってね、彩
色がされてる。
＞＞ちょっとまだ彩色残ってます
よね。
＞＞残ってますね。
＞＞緑。＞＞こちらでしたら緑、赤、とい
うふうに、色分けしてましてね。
＞＞これが本当、きれいに色づい
てたころのものを見てみたかった
な。
宝ですね。
次回のご開帳は、春だということ
です。
そして境内最後の見どころが。おー！
＞＞すごいでしょ。
＞＞うわー！
＞＞この渓谷を錦雲峡と呼んでい
るんですけれどもね、これが今か
らどんどん色づいてきますからね。
＞＞ここが全部色づいてくる？
それで、錦の雲が広がるような景
色ってことですか。
＞＞そういうことですよ。
＞＞こちらの絶景スポットでは、
厄よけ祈願のかわらけ投げもでき
るんです。
しかもこの神護寺、
実はかわらけ投げの発祥の地といわれているんです。
調査隊もすぐそばの茶屋で、素焼
き皿を購入。
＞＞いきます。
＞＞おー！
あっ、
めっちゃきれいに落ちていきましたね。
＞＞なんか厄が落ちてくいう感じ
がしますね。
＞＞するんと落ちていきましたよ。
＞＞黒木さん、特に意識的に落と
したい厄はなんかあります？
＞＞うーん。
２４歳の厄。
＞＞何、それ。
＞＞いや、私、実はきょうで２５
歳になったんです。
＞＞あっ、そう。
＞＞はい。
＞＞誕生日？きょう。
＞＞きょう、誕生日。
＞＞知らんかったなぁ。
＞＞全くいいことがなかったので。
＞＞なかった？
＞＞はい。
＞＞え？
＞＞はい。
＞＞そうか、１年間一緒に仕事や
ってて。
＞＞いやいやいや。仕事運じゃな
くて、プライベートのほうで。
＞＞男運ね。
＞＞いい一年になりますように。
＞＞縦にいった。
まあまあ、そこそこ。＞＞結構きれいに飛んだんじゃな
いですか？
＞＞人並みの幸せは手に入る。＞＞よかったー。
数々の国宝が出迎えてくれる高雄
の名刹、神護寺。
皆さんも秋の歴史散策を楽しんで
みてはいかがでしょうか。
＞＞さあ、
京都出身の西村さんは、
この高雄や神護寺、
ご存知ですよね。＞＞でも改めてこうやってね、神
護寺、ええとこですね。
＞＞すばらしいとこですね。
＞＞それ、
赤なってきたら、もう何を見にいくのか分からない。
モミジを見に行くのか、人を見に