今、お店のほうって…。
◆結構です。
◆すごい、これ。
◆それね、花札なんです。
◆初めて見た。
◆つけてみましょうか。
◆うわっ、来た! ほんまや!
すげえ!
花札のルールが一切わからないので…。
負けた。
あなたの負けです、カスって出たんですけど…。
サボローゾっておもしろい名前で
すね。
◆これね、うちの息子がポルトガ
ル語を専攻してて。
ポルトガル語で「香り高い」とい
う意味なんですよ。
◆息子さんもここで働いてるんで
すか。
◆裏で焙煎の。
焼いたコーヒーをネットで売った
り。
◆よかったら見に行ってください。
◆いいんですか。
飲みに行って?
「よ~いドン!」の織田と申しま
す。
これ、焙煎の機械?
うわあ、めっちゃいいにおいする、コーヒーの。
すごい、いいにおい!
これは今、何されてたんですか。◆今やっているのは、
コーヒーの選別作業。
◆選別?
あかん豆ってどうしても入ってく
るんですよ。
未成熟の。
こうやってとってあげないと、
ええ豆を買ったかて、いい味にな
らない。
◆こういう…。
◆これがあかん豆?
◆こっちがええ豆。
同じように焼いている。
◆こっちがあかん豆で…。
色が全然違いますね。◆色が全然違う。
◆全然、違うわ。
◆全然、あかん豆はちゃうので。
◆もともと
コーヒー豆の輸入販売の会社で
働いていた浜崎さん。
9年前に独立して、
コーヒーの焙煎工場を始めました。豆の販売だけでなく、
野外イベントに参加し、特殊なパフォーマンスを
披露しているそうで…
◆どんなコーヒー好きですかと聞いて、
聞いたコーヒーをチャチャチャっ
て
ライブでブレンドして、
出してる。今週末イベントがあるんで、
その準備をしていた。
◆ちょっとぜひ、
飲ませてもらってもいいですか。
◆10種類ほどのコーヒー豆を用意し、
お客さんの好みに
ブレンドするという
ライブブレンド。
◆どんなのにしましょう?
◆僕ね、コーヒーは、酸味が
好きなんですよ、コーヒーの。◆酸味が好き?
◆はい。
◆香りがよくてという…。
あっさりしたほうがいいですか、
濃いほうがいいですか。
◆ああ、あっさりしたほうが好き
です。
◆酸味が強めで、
あっさりと飲みやすい
コーヒーを頼んだ信成くん。
品評会では審査員も務め、
コーヒー鑑定士という資格を持つ
浜崎さんだからこそ、できるわざ。
◆どうぞ。
◆ありがとうございます。これが…。
◆これがちょっと香りとか、
酸味とかのある…。
◆うわあ、いいにおい。
いただきます。
ああ~、すごい!
僕が言ったとおりに
酸味があって、すごいあっさりし
てる!
イベントのときは1人でやってる
んですか。
◆イベントのときは、大体、
父親が…。
◆お父さん、イベントでは何をや
ってるんですか。
◆お湯を沸かしてます。
長蛇の列になるんですよ。
沸かすタイミングがずれると。