一応、鍛錬して、
そういう味覚も識別できるような
感応検査というのをやってるんです。
甘み、酸味、
塩辛い、塩み、
それと、あと苦み。
あとは、うまみ、やっぱりこれが
きちっと識別できるかどうか。
これが一番の基本になります。
◆一度やってみられますか。
◆いやあ、
いやあ~、自信ないなあ!
僕、何食べてもおいしいと言う人間なんで。
◆水の中に、
味覚の5つの成分を
溶かしている無色透明の液体。
こちらを飲んで、
甘み、塩味、酸味、苦み、うまみ
を
識別できるかの検査を行います。
◆1番から飲んでいっていいですか。
うそやろ!?
うそやん。全然わからん。
ええ~っ!?
◆果たして、結果は!?
◆甘味4番。
塩味3番。
酸味2番。
苦み1番。
うまみ5番。
◆イエーイ!やった~!
すごーい!
◆食レポ、いける。
やった!
食レポの仕事、
またこれで来るぞ。
あっ、一緒です、井田さん。ほら。
自信が湧いてきました。
会社の中で井田さんの味覚はトップですか。
◆はい。
◆信頼できる。
◆昔、
原料検査で
オレンジ果汁の検査をしたときに、昔わからなかったんですけど、
井田部長が飲んで
おかしいんちゃうかということで、調べたら、
グアイアコール臭という
グアイアコール臭、
正露丸臭みたいなんがあって、
それは使えないということで、
返品して。
◆こんなん、くさくて使われへん
のちゃうかって。
◆そんなに?
でも、井田さんが臭いと思うのも
わからなかったという。
◆そうですね。
◆すごいですね、井田さん。
びしっと。
◆ぴしっとやりましたね。
これ、ぜひ、もらってください。
「となりの人間国宝さん」。
◆いただきました。
ありがとうございました。
◆ジャム、おいしかったです。
◆ありがとうございます。
◆日本一のおいしいジャムを
つくり続けるため、
これからも味覚を磨く井田さん。
そんな井田さんのジャムづくりは、
誰もジャム、いや邪魔はできないのです。
◆家の奥さんの料理はどうですか。
◆きょうは味がちょっとちゃうなと思ったときに、
やはり、ついつい言ってしまいま
すね。
だから、最終的には、
味見て!って言われる。
◆日本一!
◆実は僕、
昔、ここら辺に住んでました。
それでは。
◆明治屋食品工場の…。
◆エンディング、先に撮っとるなあ。
◆よくあることじゃないですか。
◆気になりましたけど。
◆おかしいもん。
ということで、井田さん。
すごい味覚の持ち主で、
圧力式ジャムというのが加熱式ジャムのおいしさを
最大限に引き出すことができると
いうことで、
普通の価格の1.5倍の
価格で東京でのみ販売しているんですけど。
◆大阪でも欲しいなあ。
◆絶対、大阪でも。
六百幾らかでしょう?
食べてみたい。◆値段上がってでも、食べてみた
い。
◆量がつくれないんですよね。◆せやけど、関西の工場やったら、
関西で売ってくれたらええんちゃ