読レビ

中川≫１週間前にユネスコの
無形文化遺産に登録されたぞ。
勝村≫彼女は海外生活が
長かったんですよ。
中川≫それではナマハゲの等身大
の姿を見せましょう。

ナマハゲに対してはどんなイメージをお持ちですか。
ナマハゲは
神様です。
大みそかに現れてその年の災いを
はらい、清めるのです。
また現代では、悪い子はいねがと
聞き分けのない子どもたちを探し
教育的指導も
行ってくれたりもします。
で、親たちはナマハゲを
うまいこと子育てに使います。
≫…って言われた。
そんなナマハゲのいわゆる中の人に会って
話を聞いてみることにしました。
ナマハゲの達人っていうのも変ですが
それ的な方を紹介してもらいます。
しかも、最恐のナマハゲだとか…。
きゃー！
ナマハゲ≫うおー！
佐藤立さん。
ナマハゲ歴は９年。ナマハゲ的にはベテランです。
また、ふだんは
発声練習にも余念がなく
つまりとても真剣に


取り組んでいます。
でも、ちょっとしたジレンマも
あるのだとか。
そんなりゅうさんの
ナマハゲっぷりを
今回、特別に見せて
いただけることになりました。
折しも、こちらの初枝さんが
孫のしつけをお願いしたいといいます。
孫は８歳と５歳のきょうだい。
いつも大みそかにはナマハゲと出会っているのですが
そこから時間のたったこの時期が
最も気が緩んでいるのだとか。
では、ここからは
ナマハゲドキュメントをご覧いただきましょう。
いつものように遊び始める
弟の珠維君。
お姉ちゃんもやって来ました。
おもちゃもいっぱい引っ張り出します。
と、ここで初枝さんが
ちょっと水を向けました。
勝村≫りゅうちゃんバレバレ。
午後５時過ぎ遊びをやめる時間が
近づいてきました。
かのん≫あと終わり、あと終わり。
初枝≫かのんさん。
初枝≫まいった。
勝村≫あ、おばあちゃんが
呼んでる、お願いします。
最恐のナマハゲが。

かのん≫きゃー！
ナマハゲ≫うおー！
うおー！うおー！
りゅうちゃんナマハゲ
ただ子どもを
脅しつけるのではなく
しっかり言い聞かせます。
ナマハゲ≫また来るからな！
珠維≫分かった。
（拍手）
そして、数日後。
偉い！高速片づけ。
毎年、大みそかからしばらくは
小さな子の多くは
こういう感じになるそうですよ。
大吉≫すごい迫力でしたけれども
現場はものすごいでしょ？
勝村≫後ろから突然来たじゃない
ですか、僕らが話しているとき。
本当に怖かったです突然ですから。
大人でも怖いですから。
大吉≫あの大声は怖いですよね。
冷静に見ると武器が包丁ですからね。
あれがリアリティーあるから
怖いですね。
中川≫なまけをあの包丁で剥ぐと
いうことで
ナマハゲなんですよ。
近江≫東京都３０代の方です。
１２月、世間では

クリスマスサンタさんが来ると
わくわくするのに
男鹿の子どもたちは、ことしも
ナマハゲさんが来るのと
サンタさんどころでは
ないようです。
大吉≫大みそかに来るのは
皆さん分かっているんですね。
勝村≫ある意味、サンタさんを
超えているんですね。