っておりまして、当時。
>>灯油で温めるんですか?
>>灯油で温める。
>>当時は駄菓子屋に置かれ、ほ
かほかの中華まんが、1つ50円
で食べられるように。
そのおいしさたるや、
食べた人の人生をも動かすほどに。
>>50円でこんなおいしいものが食べれるのかと、本当に感動し
た記憶がございます。
>>その原体験があって、
井村屋に就職されたということな
んですか。
>>そういうことでございます。
>>スチーマーは時代とともにコンパクトに進化。
これで中華まんは手軽に食べられ
る、
ファストフードの先駆けとなった
のでございます。
>>うーん。
でもやっぱり、こうやって、
蒸し上がったその場で手に取って
食べる、これがやっぱり、おいし
さですよね、本当ね。
>>一番の。
>>時を越え、手軽に食べられる
ファストフードへ。
>>おいしいです。
>>年に1回くらい買って帰ってると思います。
>>東京です。
>>14個です。
>>お土産ですか?
>>そうですね。
>>皆さんが買い求めているのは。
関西が誇る551の豚まん。1日の売り上げは、
なんと17万個。
こんなにも売れているのは、
発売開始以来、
貫くこだわりがあるからなのでございます。
>>さて現在、朝の7時です。
これから551の豚まんが工場で作られてから、
お客さんの手元に届くまでに密着
したいと思います。
>>大田君が向かったのは、大阪
市内にある工場。
ここでその日販売する豚まんの生
地と、
具材を作っております。
>>おー!豪快ですね、これ。
うーわ、
すごい!でもいい香りしますね、
この辺りですでにね。
うわー、
豪快やな、これ。
>>具材は保存料一切なし。
豚肉やタマネギ、
調味料を混ぜていくんですが、
ここに1つ目のこだわりが。
>>創業当時から、
実はレシピ全く変えてなくて、
この味から始まっているんです。
>>なんと発売開始以来、
70年以上、レシピは変更なし。
>>もともと創業者が、
お母さんが作るようなごはんというか、
子どもたちにも安心して食べれる
ようにというので、
レシピを考えてるので。
>>変わらないレシピでおふくろの味に。
さらに大阪の文化である、
安くておいしくボリュームのある大きさが、
ファンの心をつかんでおります。
さらに、
551の魅力といえば、
もちもちの生地。
あの幸せになる食感を生むのが2
つ目のこだわりです。
>>こちら、
3種類ご用意してまして。>>これ、
違うわけですか?
>>そうなんです。
もしよければ、ちょっと触ってみ
てください。
>>あー!気持ちいいですね、こ
れ。
こっちから順に、すごく柔らかく
て、
ちょっと硬くなって、
これが硬めで、温度が全然違いますね。
>>そうなんです。
こちら、
練り上げる水の温度で、
生地の発酵時間を調節しております。
>>生地を発酵時間ごとに、
分けることが、おいしさの秘けつ。
>>お店がどのタイミングでこの
生地を使いたいかというのが、す
ぐに使うか、ちょっと時間がたっ
てから使うとか、
そういうのは、