いんですけれども、
日頃から家具を固定しましょうな
ど、
呼びかけるなど、
警戒のレベルを上げるということなんですよね。
これに関して国は年明けから防災
対応のガイドラインを作成するこ
とに、小島さん、してるんですよ
ね。
>>そうですね。先ほど、
地震の考古学の専門家の方に聞くと、これまでこの地震、
連動して一気に起きたケースと、
少しタイミングがずれて起きたケースと、大体同じ、
半々ぐらいらしくって、
ずれるときには翌日起きたということもあれば、2、
3年の間に起きたというケースも
あるんですけれども、必ず両方、
必ずいつか起きるんですって。
という意味では、
やっぱり片方が割れたときにはも
う片方は警戒レベルを上げるとい
うことは、いずれにしても必要だ
と思いますし、そのとき、避難す
るというのもとても意味があるこ
とだと思うんですが、こんな数字
がありまして、0.4%。
これは神戸市の方が、
台風21号のときに、避難勧告、
避難指示が出ていて、
実際に避難した方、
1000人のうち4人しかいなかった、0.4%ということなんで
すね。
ですから今後、
またさらに検討は続いていきます
けれども、
やはり避難に対する情報が出た場
合には、当事者意識を持って、
やっぱり逃げるということもぜひ
考えていただきたいなと思います。
>>自分の地域でどういう対応が
なされるのか、何かあったとき、
どう動くのか、そういった備えも
大切になってきます。
では続いて、
コジマ目線です。
>>神戸できのう、
ある裁判が始まりまして、これ、
神戸市灘区にあります、
神戸製鋼の製鋼所なんですけれども、ここに火力発電所を新しく造
るということで、住民の方と対立
が生じていて、差し止めを求める
というような裁判が始まりました。
これがこの先どんな展開になるの
か、一つ注目していきたいと思い
ますので、まずこれまでの経緯を、
VTRでご覧いただきたいと思い
ます。
>>真っ向から対立するそれぞれ
の主張。
>>未来の子どもたちに大気汚染
の苦しみを経験させることはでき
ない。
>>厳しい環境基準を守り、
安い電力を安定的に供給する高い
公共性がある。
>>神戸市内で石炭火力発電所2
基の建設を進めている神戸製鋼。
きのう、
周辺住民らが、
建設や稼働の差し止めを求めた裁
判が、神戸地裁で始まりました。
訴えを退けるよう求め、
争う姿勢の神戸製鋼側に対し、
原告側は憤りの声を上げています。
>>神戸製鋼に対して、
今、どういうお気持ちでいらっし
ゃるのか、
お話しいただけますか。
>>最悪の地域に最悪の燃料でやるということについてね、
やっぱり神戸製鋼は神戸のもうト
ップ企業やし、そういう点では、
そういう点では自覚してほしいと。
>>阪神大震災の2か月半後に復活し、復興の象徴ともいわれた神
戸製鋼の高炉。
その高炉を去年10月に停止させ、
跡地で進み始めたのが、
石炭火力発電所の建設です。
大気汚染物質の排出などを心配す
る周辺住民から沸き起こる反対の
声。
神戸製鋼は大気汚染物質の排出基準をより厳しくした協定を神戸市
と結び、2021年度から202
2年度にかけて、
石炭火力発電所2基を、
順次稼働させることを目指しています。
こうした中、
きのうから始まった建設差し止めなどを求める裁判。
世界が地球温暖化防止に向けて、
脱化石燃料を掲げる中、なぜ今、
石炭火力なのか。